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世界に誇るニッポンのものづくり。
インテリアデザインの最高峰が日本橋高島屋に集結!
デザイン・ダイアローグ「メゾン・エ・オブジェ・パリ展」

2022.3.1 PR
世界に誇るニッポンのものづくり。<br>インテリアデザインの最高峰が日本橋高島屋に集結!<br><small>デザイン・ダイアローグ「メゾン・エ・オブジェ・パリ展」</small>

2022年3月3日(木)~3月21日(月・祝)までの間、日本橋髙島屋にて国際展示会「メゾン・エ・オブジェ」を編集した展覧会「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」と、特別企画「MAISON & OBJET meets JAPANESE DESIGN & CRAFT -世界に羽ばたく日本ブランド-」が開催される。

年に2回、フランス・パリで行われる「メゾン・エ・オブジェ」とは、インテリア&デザインのグローバルトレンドをリードする欧州最大級のトレードショーだ。雑貨、テーブルウェア、家具、照明、内装材など、世界各国のメーカー・ブランドが出展。もちろん日本も例にもれず、毎回多数の事業者が出展し、メイド・イン・ジャパンのものづくりの魅力を世界へ発信している。また、2017年からは国内外各ジャンルの新作プロダクトを提案する展示スペース「What’s New?」が設置され、さまざまな国から訪れるバイヤーやスタイリスト、ジャーナリストが熱い視線を注いでいる。

さらに「メゾン・エ・オブジェ」では、その年に活躍したデザイナーを表彰する「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」や、各国の新進気鋭デザイナーを選出する「ライジング・タレント・アワード」も発表。B to Bの展示会という立ち位置にとどまらず、デザインの発展に寄与する役割をも担っているといえよう。

日本のデザイン・クラフトの
POPUPショップに注目

「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」は、「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」の歴代受賞者21名の作品が集結する1部、パリ会場に先駆けて展示される「What’s New?」パートの2部、「ライジング・タレント・アワード」を受賞した日本とフランスのクリエイターたちの作品を紹介する3部という、全3部構成。加えて特別企画として「MAISON & OBJET meets JAPANESE DESIGN & CRAFT -世界に羽ばたく日本ブランド-」と題した、会期限定のポップアップショップもオープンする。

「MAISON & OBJET meets JAPANESE DESIGN & CRAFT -世界に羽ばたく日本ブランド-」では、「メゾン・エ・オブジェ」に出展する日本の事業者のうち、日本橋髙島屋がピックアップした15ブランドの製品を展示・販売。「世界に誇れる日本のものづくり」をテーマに選ばれた製品の数々からは、日本ならではの優れた技術と独創性が感じられ、その魅力を伝えていく。

世界に誇れるジャパン・ブランドの数々に出合う

1階ポップアップショップのイメージ
スペースデザインを手掛けたのは、デザインスタジオTIDSの上島弘祥

展示販売されるブランドは日程を分けた「Part 1」と「Part 2」によってほぼ異なるため、それぞれに足を運び、日本のものづくりのポテンシャルを体感してほしい。今回は、展示会に先駆けて3ブランドの事業者の魅力を紹介していく。

Part 1
会期|2022年3月2日(水)〜8日(火)
参加ブランド|
▼本館1階
雨 北鎌倉(神奈川県鎌倉市)、EDIT(h)(東京都千代田区)、TANGO OPEN(京都府京丹後市・与謝野町)、MOBJE(広島県尾道市)、momentum factory Orii(富山県高岡市)
▼本館7階
PRECIOUS KYOTO(京都府)、マルナオ(新潟県三条市)、SUSgallery(新潟県燕市)

Part 2
会期|2022年3月9日(水)〜15日(火)
参加ブランド|
▼本館1階
ITO BINDERY(東京都墨田区)、kna plus(福井県あわら市)、TOYO STEEL(大阪府東大阪市)、MOHEIM(福井県福井市)、Y.S.M PRODUCTS(埼玉県八潮市)
▼本館7階
TOMIOKA(秋田県大仙市)、BUNACO(青森県弘前市)、SUSgallery(新潟県燕市)

Pick Up Brand 1_EDIT(h)

「EDIT(h)」は1905年に東京・駿河台で創業した朱肉メーカー・モリヤマが立ち上げたフレグランスブランド。朱肉とフレグランスと聞くと関連性がなさそうに感じるが、実は伝統的な朱肉づくりで使用される天然素材は、フレグランス関連商品の材料として取り入れられているものだという。この親和性をもって生み出された「EDIT(h)」のすべてのフレグランスには、モリヤマの朱肉ブランド「日光印」が長年使用してきたアジア由来の香料を含めて調香されており、その香りにはどこか懐かしさや安らぎが感じられる。ガラス瓶はセミハンドメイドモールディング製で、重厚感を醸す亜鉛製のキャップとの相性もよい。

「eau de parfum」の2nd コレクションは ’La collection Remixes’。独自の音楽的調香メソッドを用い、1stコレクション5作品の香りの正確な情報をもとに各調香師が新たな作品へ仕上げている。

Pick Up Brand 2_MOBJE

広島県尾道市に拠点を構える藤井製帽が、製帽メーカーとして培ってきた帽子製造における素材や技術を、新たな視点で見つめなおしたインテリアアートブランド「MOBJE(モブジェ)」。肌に触れる素材ならではの質感や、折り曲げたりすることで生まれる表情を生かし、フラワーベースやオブジェなどこれまでにない新鮮なプロダクトを提案している。

「Lapel(ラペル)」は首元を飾る襟やネックレスからインスピレーションを受けたフラワーベース。大きく広がる面を襟に見立て、そのまま花を活けるのはもちろん、花の種類や数に合わせてクリップで留めるなど、自身の感性に応じてフォルムを自在に操れる。

Pick Up Brand 3_TOYO STEEL

大阪の工具箱メーカー・東洋スチールは、職人技で作り上げたファクトリーメイドの高品質な現代の工具箱を生み出している。オリジナルブランド「KONSTELLA(コンステラ)」は多様化するビジネスシーンをサポートする“道具箱”として、さまざまなツールを美しく収納し、スマートにもち運べるプロダクトを多数発表している。

素材には耐久度に優れたアルミニウム合金を使用。アルマイト処理を施すことで、耐食性、耐摩耗性、審美性を高め、質感とは裏腹の軽さもポイントとなっている。工具箱の強度を上げるために入れた「十字」のデザインは、ブランドアイコンともいえよう。「ポーチ」はカバンの中で散乱しがちなモバイルアクセサリーや文房具などをコンパクトに収納。もち手とボディに採用した姫路レザーが、シャープなデザインに温もりを加味するアクセントとなっている。

日本橋髙島屋はシャルロット・ペリアン展「選擇・傳統・創造」(1941年)や「ル・コルビュジェ、レジェ、 ペリアン三人展」(1955年)の開催などを通じ、フランスとともに歩み、“デザイン”という切り口で少し先の暮らしの在り方を示してきた。世界中が大きな変化を迎えているいまだからこそ、デザインの力を享受する「メゾン・エ・オブジェ」の体験は、輝ける明日へつながるひとつのメッセージとなるはずだ。

デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展
会期|2022年3月3日(木)~3月21日(月・祝)
※会期中無休
会場|日本橋髙島屋 S.C.本館8階ホール
住所|東京都中央区日本橋2-4-1
入場時間|10:30~19:00(19:30閉場)
※最終日3月21日(月・祝)は15:30まで(16:00閉場)
Tel|03-3211-4111(代表)
入場料|一般、大学・高校生500円(400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り料金。
※「障がい者手帳・デジタル障がい者手帳」を提示いただいた本人ならびに、同伴者1名まで入場無料。

 

≫公式サイトはこちら

 

text: Nao Ohomori

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