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和楽器でSDGs!AUN J クラシック・オーケストラが「森」をテーマに、循環再生・多様性を意識した新アルバムを発売

2021.4.29
和楽器でSDGs!AUN J クラシック・オーケストラが「森」をテーマに、循環再生・多様性を意識した新アルバムを発売

ハートツリー株式会社は、和太鼓、箏、尺八、篠笛、三味線、など和楽器のみで構成され、世界25カ国で単独公演を成功させ、モンサンミッシェルなど世界遺産多数演奏のAUN J(アウンジェイ)クラシック・オーケストラの新アルバム「環ル森(めぐるもり)〜Sustainable Forest〜」を、2021年3月24日(水)にCD発売。

和楽器は、古くから伝わってきた楽器であるがゆえに、原材料に、自然のものが多く使われている。特に、「木」は、太鼓のケヤキや箏の桐など、多くの楽器の基本となるもの。しかし、森が荒れることで、楽器の材料がなくなってしまうのでは、という危機感があった。日本人が森に関心を持つことも少なくなってきた今、和楽器を演奏する者たちができることとして「森」をテーマにしたアルバムを届ける。

笛吹芦川

音楽を聴いてに森に興味を持ってもらうだけでなく、売り上げの一部を、認定NPO法人環境リレーションズ研究所が運営する「プレゼントツリー」を通じて、森を再生するための植樹に活用している。植樹をするのは、変化に富んだ地形が、豊かな自然景観を織り成す山梨県笛吹市。伐採跡地にブナ、ミズナラ、ヤマザクラ、など地元植生の広葉樹を植え、100年先まで存続する水源林を育てている。CD発売にあたって、まず50本を植樹する。

また、「障がい者がアートで夢を叶える世界をつくる」という理念に賛同し、「パラリンアート」をジャケットデザインに採用「環ル森(めぐるもり)」のコンセプトにぴったりな、志方弥公さんの「夢のなる木」を選んだ。AUN J クラシック・オーケストラは、楽器の原材料である木を大切にし、将来的には「音楽の森」を作ることも見据えつつ、SDGsを達成できる活動を目指している。

Present Tree
認定NPO法人環境リレーションズ研究所が、2005年1月にスタートさせたプロジェクト。大切な人や自分自身のために樹を植えて、森林再生と地域振興につなげる。「贈り物に樹を植えよう!」と呼びかけて、都市部の人達が、少子高齢化の進む全国各地の被災林や開発跡地、皆伐放棄地など、「森をつくるべき場所」に樹を植えて、都市部の人たちがその樹の里親となり、地元の人たちと交流しながらともに育てていくことで、森だけでなく地域も元気にしていく。https://presenttree.jp

植樹地
山梨県笛吹市に、人びとを災害から守り、多くの生き物たちを育む森を育てる。変化に富んだ地形が、豊かな自然景観を織り成す山梨県笛吹市。市内最高峰で山梨百名山のひとつ、御坂黒岳を源とする芦川の源流域に広がるすずらんの里。地域によっては絶滅が危惧される日本在来のスズランが、これだけ群生しているのは全国的にも珍しく、山梨県の自然記念物に指定されている。

Paralym Art
障がい者自立推進機構が行う、障がい者のアート作品を企業・個人に提供し、作者報酬をお支払いする活動。社会参加できず、経済的にも苦しんでいる障がい者のサポートを主な目的とし、アートを通じて社会保障費に依存せず、障がい者の社会参加と経済的自立を推進している。アーティストの登録は無料で、2021年1月現在で約620名が登録している。https://paralymart.or.jp/association/

1000年続く和の音を、1000年先まで伝えたい。

AUN J クラシック・オーケストラは「1000年続く和の音を、1000年先まで伝えたい。」をコンセプトに、2008年に和楽器のみで編成されたユニット。リーダーの井上良平(和太鼓)を中心に、それぞれの楽器の第一人者である井上公平(三味線、篠笛)・市川慎(箏)・山野安珠美(箏)・尾上秀樹(中棹三味線)・石垣征山(尺八)・山田路子(篠笛)7人が集結。分かりやすく、誰もが楽しめるコンサート、楽曲を提供している。

国内は、毎年の単独公演、会館自主公演を積極的に開催のほか、伊勢神宮、蔵王堂、春日大社、宗像大社など、有名文化財、世界遺産での奉納演奏など、精力的に活動を続け、奈良県吉野町観光大使にも任命されている。イベントも、みなとみらいスマートフェス、東北楽天ゴールデンイーグルス、横浜DeNAベイスターズのイベント演奏など多数出演。

海外は、「音楽には、国境はないが、国籍はある。」をテーマに、単独公演を25カ国で開催。モンサンミッシェル内での世界初ライブなど、世界各地の世界遺産、ワシントンDC桜祭りなどの海外有名イベントでの演奏、2017年アジア開発銀行総会(フランクルト)、2018年日露首脳会談(サンクトペテルブルグ)など、公的な場での演奏も多数。その他、「ONE ASIA」をテーマに、アンコールワットでの公演をスタートとし、ASEAN各国の伝統楽器奏者とのジョイントコンサートを6年にわたって、ASEAN全10カ国+新宿にて、各国大使館共催・後援で開催、大成功を収める。

次世代の育成にも力を注いでおり、若手和楽器奏者のプロデュースや、全国の小学校生を訪問し、和楽器演奏、体験、桜の植樹をする「桜プロジェクト」を全国約350校(2021.1現在)で開催している。

「環ル森(めぐるもり)〜Sustainable Forest〜」

収録されているのは、「森」の持つ様々な顔をテーマに、メンバー全員が1曲づつ作曲した7曲に、2015年マドリード国際映画祭・外国語ドキュメンタリー部門最優秀作品賞他二冠のドキュメンタリー映画「うみやまあひだ〜伊勢神宮の森から響くメッセージ〜」エンディングテーマ曲「GIFT」を、コンサート、テレビでも活躍中の女性ボーカリスト小柳ゆきが作詞、歌入れした1曲と、2019年世界遺産宗像大社(福岡県)、金峯山寺蔵王堂(奈良県)にて、奉納ライブを共演したH ZETT Mが書き下ろし、H ZETTRIOとAUN J全員が演奏に参加した「FOREST」を加え、計9曲を収録。

AUN J クラシック・オーケストラリーダー井上良平さんからのコメント
和楽器の多くは森から産まれる。その大切な森が少なくなっている今、持続可能な森や社会ってどうやったら作れるのだろう。きっとそれは毎日の生活のちょっとした自身の振る舞いで、持続可能な社会(森)の建設者になれるはず。このアルバムの音楽と共に、次世代に広がる森をみんなで育てていきたい。

ジャケットアート作者
志方弥公(しかた・みさと)
兵庫県出身。2007年電子書籍で小説を出版することから活動を開始。東急東横店、東急プラザ銀座等にて壁画担当、近鉄百貨店、池上本門寺等にて個展を開催。2015年スペイン・バルセロナ国際サロン銀賞等、受賞歴も多数。本装丁など活躍の場を広げているアーティスト。

「環ル森(めぐるもり)〜Sustainable Forest〜」
演奏|AUN J クラシック・オーケストラ
発売日|2021年3月24日(水)
定価|2500円(税込)
発売元|ハートツリー
植樹|1枚100円前後を目処に寄付。

収録曲
1.WoodBlockSign
2.絆ーKIZUNAー
3.angle〜桜の森の満開の下〜
4.春でした。
5.サクラビト
6.環ーmeguruー
7.祈りの森
ーボーナストラックー
8.FOREST(AUN J クラシック・オーケストラ&H ZETTRIO)
9.GIFT〜新たなる歴史(キオク)〜(AUN J クラシック・オーケストラfeat.小柳ゆき)
計9曲


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