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【第5回】奈良山添村の瞑想 和サウナ&雲海外気浴「ume, sauna」
全国のサウナ 2021

2021.1.4
【第5回】奈良山添村の瞑想 和サウナ&雲海外気浴「ume, sauna」<br><small>全国のサウナ 2021</small>

寒くなってくると、体の芯から温まりたいもの。そんな時に行きたくなる場所……それはサウナ。最近では、サウナと冷水によるクールダウンを繰り返す「ととのう」という言葉が一般化するなど、まだまだ熱いファンに支持されているサウナ文化。そんなサウナの楽しみ方と、全国のおすすめサウナを集めました。第5回目は、奈良の山奥に佇む、「ume, sauna」を紹介します。
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ume,とは

“家” house
築100年をゆうに超えるお家をリノベーションしています。もともと、旧波多野村の村長「北井さん」の立派なお家。 見たことないほどの太い大黒柱も、美しい欄間も、そしてシンボリックな梅の木もすべてそのまま大事に残しています。昔の人にとっての「家」とは、一生懸命に働いたお金と、たくさんの想いと時間を込めて建てたものだと考えています。少しの隙間風や、天井の空気穴からの小さな自然の来客もあるかもしれませんが、この土地を何年も見守ってきた「家」の意味をできるだけそのまま感じていただきたいと考えています。

“地” area
3つの村が集合してできた山添村。奈良・京都・三重の多様な生活圏が合体してできた地域のため、違いを受け入れ、交わり変化してきた土地という歴史があります。昔のならわしを残しながら、現在の文明もともに活かし、生きている地域が、山添村です。魚や豆腐などの移動販売がいまなお続き、モノとともに、気持ちや情報、安全、暮らしの楽しみが運れてくる場所です。

“食” food
「ume,」では、ともに食卓を囲むことをとても大事に考えています。その時々の旬の食材を、同じ日に、同じ場所に集った方たちと、ともに食べる。私たち日本人が培ってきた「和食」の「和」とは、総和・調和・和やか・和える(あえる)・そして平和の5つの意味があると言われています。「いま」「ここにしかない」時間を、食を通して感じてほしいと願っています。

使う食材は、もちろん地元で採れたものをふんだんに。また、アレルギーやベジタリアン・HALALの対応も行っています。和食を通して、こころ和やかなときをお過ごしいただきたいと願っています。

“人” people
「ume,」は、人に“やさしい”ひとをめざしています。それは、どんな時も気軽に手を差し伸べる人ということではありません。
「ume,」では、障がいや病気をもった方、ご近所のおじちゃんおばちゃんにもお仕事をお願いしています。なぜなら、いろんな人がいて社会が調和し、成り立っているから。いろんな個性を受け止められる、大きなこころをもった人を「ume,」は“やさしい”ひとと考えています。

1日3組限定の「客室」

ROOM-1 いぶき(母屋裏)

水の流れは見えないけれど何年も、何十年も、ずっと澄みきっている 不思議な池が見えるお部屋。
人の目には見えないほどの 少しの水の流れでもその内を、綺麗に整えることができる。静かだけれど、自然のいぶきを感じる場所。

広さ|46.3㎡(専用バスルーム付)
定員|1室2名 ~ 最大2名様
ベッド|1630×1960mm(クイーン)/1台

Room-2 めぶき(離れ1)

山々からゆっくりと顔をだす朝日をみながら、目覚めてほしいと願い、作ったお部屋。
薄いカーテンの向こう暗闇、差し込む光、鳥たちの声、静寂。同じ一日は二度とない、新しい一日、新しい自分の目覚めを、この場所から感じてください。

広さ|99.8㎡(専用半露天風呂付)
定員|1室2名 ~ 最大10名様まで
ベッド|1630×1960mm(クイーン)/2台

Room-3 つむぎ(離れ2)

おわりとはじまり。混じりけがない、真っ白なお部屋。
なにもないことの白ではなく白であるために、白い、この部屋を作った。過去に過ごした時間の上に自分が立っていて誰かのつけた、小さな傷さえも愛せますように。ひとつひとつが重なり合って、きちんと紡がれていく場所。

広さ|99.3㎡(専用バスルーム付)
定員|1室2名 ~ 最大10名様まで
ベッド|1630×1960mm(クイーン)/2台

このホテル、ume,の中に併設されているのが
うまれ・めざめるサウナ「ume, sauna」です。

「ume,sauna」は空に浮かぶような宿の「瞑想・和サウナ」「雲海外気浴」。竹林と里山に囲まれた自然と一体になれるサウナ小屋

ホテル名でもある「ume,」は、日本語の語源、「やまとことば」で“うまれ、めざめる”という意味です。サウナ自体も同じ想いを感じてもらえるよう、「木から宿った生命(火)で、めざめる」をコンセプトに設計された。火入れには、山添村で利用が減ってしまっている杉などの薪を活用し、室内に心地いい和の香りを充満させています。

瞑想に近い感覚を体験できるよう、室内にはあえて目線の高さに窓を設けていません。少し暗いサウナ室の中で、ぐっと自分の内側へ入り込む感覚を感じてください。ロウリュに使用するのは、山添村の名産「大和茶」。アツアツのサウナ室から出たあとは、山添村の景色を眺めながらの水風呂、外気浴を。

浴槽に注がれる湯の音や人が出入りする音、話し声。いつもなら自然と耳に入ってくるノイズが一切なく、近くを流れる小川のせせらぎ、風が抜け木の葉がこすれる音、山から聞こえる鳥たちのささやき。人工物から離れた穏やかな時間を過ごしていただけるサウナです。

これからの季節、「ととのう」を求めて、サウナで気持ちのいい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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ume,
住所|奈良県山辺郡山添村片平452
Tel|0743-89-1875
Mail|ume.yamazoe@gmail.com
チェックイン|15:00〜19:00
チェックアウト|11:00
料金|一泊2万4750円~(こちらは、2名利用時で1名分の料金です)
https://www.ume-yamazoe.com/

ume,sauna
宿泊者専用枠
15:00~翌11:00

日帰り利用
営業時間|11:30~14:00
料金|8000円~


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