有名ギャラリーが注目するうつわ作家
「宮崎 匠」
数多くのうつわと向き合い、うつわ作家に寄り添うギャラリーがあります。今回は「やわい屋」の朝倉圭一さんに、いま注目しているうつわ作家・宮崎匠さんを紹介いただきました。彼らがつくるうつわは、日々の食卓にさまざまな彩りを添えてくれます。暮らしを慈しむ気持ちをもたらしてくれる、そんなうつわがきっと見つかるはず。
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≫2020年12月号「うつわ作家50」
やわい屋
岐阜県高山市出身の朝倉圭一さんが地元で営む民芸店。民藝のうつわを中心に新旧の生活道具を扱う。建物は、山間に移築再生した築150年の古民家。古本も扱っており、屋根裏を改装した2階には書棚いっぱいに本が並んでいる。
https://yawaiya.amebaownd.com
宮崎 匠(みやざき・たくみ)
1983年、東京都青梅市生まれ。2003年、京都府立陶工高等技術専門校成形科修了。’04年、同校研究科修了。河井透氏に師事。’10年、長野県にて陶芸家である父・宮崎守旦氏の下で作陶を開始。
確かな完成で系譜を受け継ぐ。
民藝陶器の流れをくみ、用の美を旨とするうつわをつくる。
「民藝陶器の特徴でもあるどっしりとした雰囲気を残しつつ、薄く均等にろくろを挽く高い技術でつくられたうつわは、軽やかながらも存在感があります。脈々と続いてきた系譜を受け継ぐ確かな感性でうつわをつくる宮崎さん。うつわとしての存在感と道具としての使いやすさを一枚に落とし込むことができるつくり手は多くはありません。同世代としてとても頼もしく感じています」(朝倉圭一さん)
呉須押紋大皿
「全体に施された押紋の意匠がいやらしくなく素直にまとまっています。立ち上がりの角度や縁の丸みなど細かなところから、日常使いのうつわとしての民藝的精神が感じられます。見て楽しく、使ってうれしい一枚です」(朝倉圭一さん)
呉須押紋(ごすおしもん)大皿
サイズ|φ298×H58㎜
重量|1245ℊ
価格|1万7600円
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text: Miyu Narita photo: Norihito Suzuki
2020年12月号「うつわ作家50」