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【永久保存版】死ぬまでに見たい日本の紅葉ベスト5~京都編~
京都写真家・水野克比古さん

2019.10.7
<b>【永久保存版】死ぬまでに見たい日本の紅葉ベスト5~京都編~</b><br>京都写真家・水野克比古さん

各分野で活躍する写真家が撮影した、鮮やかな紅葉の風景を4回にわたって紹介する《死ぬまでに見たい日本の紅葉ベスト5》。第3回は京都写真家の水野克比古さんが撮影する京都の絶景を紹介する。

写真家
水野克比古(みずの・かつひこ)
1941年、京都市生まれ。1969年より京都の風景などの撮影を続け『京都紅葉旅』(光村推古書院)や『京・古社寺巡礼シリーズ(全15巻)』(東方出版)など多くの著書を出版。第33回京都府文化賞功労賞を受賞。

 

世界文化遺産を彩る紅葉
下鴨神社

世界文化遺産にも登録されている下鴨神社。20mほどの大樹に囲まれているため、京都市内で最も遅く紅葉を楽しめる。「写真は紅葉橋を越えたすぐ近くで撮影したもの。瀬見の小川に映る紅葉を楽しめるのはもちろん、紅葉の範囲も広いため自分好みの紅葉ポイントを探すことができるのも魅力」と水野さん。「歩き疲れたら境内にある『さるや』で一服することもできます。しっかりと参拝もしていただきたいですね。帰りには、『加茂みたらし茶屋』でみたらしだんごを買うのも忘れずに」。

住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
Tel:075-781-0010
拝観時間:日中随時(大炊殿は10:00~16:00)
アクセス:車/名神高速道路京都南ICまたは京都東ICから約40分 電車/京阪電鉄出町柳駅から徒歩10分www.shimogamo-jinja.or.jp

 

紅葉が続く絶好の散歩道
哲学の道

哲学者・西田幾多郎やその弟子・田辺元らが愛した散歩道。東山山麓の琵琶湖疏水に沿って、熊野若王子神社前から銀閣寺の西まで約1.5㎞ほど続く。「カエデのほか桜の紅葉も楽しめます。紅葉が続くスケール感がよく、西側が開けているので京の街を眺められるのもよいですね。写真は道の南の起点近く、宗諄女王墓の周辺で毎年美しい紅葉が楽しめるポイントです」。下部の目線でも手入れされたドウダンツツジの紅葉が美しいのも見どころ。「茶店も多いですが、大豊神社の近くにある『茶房 小経』がおすすめの休憩場所です」。

住所:京都府京都市左京区鹿ヶ谷上宮ノ前町哲学の道
アクセス:車/名神高速道路京都南ICまたは京都東ICから約50分 電車/京都市営地下鉄東西線蹴上駅から徒歩5分

 

知る人ぞ知る紅葉の名所
勧修寺

京都市山科区にある門跡寺院であり、開基は醍醐天皇。かつて貴族が舟を浮かべて遊んでいたとされる氷室池を中心とした王朝風の庭園は、のびやかで雅な雰囲気にあふれている。「人が少なく紅葉の穴場的存在。そのためどの時間に訪れても紅葉をじっくり堪能できます。カエデはまだこぶりで若いため、その発色もとても美しく感じます」と話す水野さんも、実は紅葉を撮影しはじめた頃はこちらの存在を知らなかったというほど。「撮影を自由に行えるので、写真好きな人はぜひ。穴場過ぎるので周辺で訪れるお店はないですが……」。

住所:京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
Tel:075-571-0048
拝観時間:9:00~16:00(400円)
アクセス:車/名神高速道路京都東IC、阪神高速道路8号京都線山科ICから約27分 電車/地下鉄東西線小野駅から徒歩6分

 

庭と建造物に映える京都随一の紅葉
北野天満宮

菅原道真を祀る全国約1万2000社の天満宮の総本社。梅苑が有名だが、自生と植林のカエデが混在するもみじ苑も美しい。「建物と庭。人工物と自然が混在する京都らしい紅葉の風景が楽しめる場所ですね。また紅葉の透過光の美しさを堪能できるのもこちら。展望所では、頭上に広がる紅葉に注ぐ光にも目を向けてみてください」。日没後はライトアップや、茶席や奉納舞などの催しも開催。「観光名所ですからお土産処も周辺にはたくさん。『長五郎餅 北野天満宮 境内茶店』や『粟餅所・澤屋』の粟餅を私はよく購入しています」。

住所:京都府京都市上京区馬喰町
Tel:075-461-0005
拝観時間:5:00~18:00(10月~3月は5:30~17:30)もみじ苑9:00~16:00、ライトアップは日没~20:00
アクセス:車/名神高速道路京都南ICから約30分 電車/京福電気鉄道北野白梅町駅から徒歩8分

 

一休さんも愛でていた!? 禅寺の美しい紅葉
一休寺

臨済宗の高僧、南浦紹明が創建し、一休宗純が晩年を過ごした場所としてよく知られる。禅寺らしい美しい石畳と白壁の景色が印象的。「参道を歩いているときに眺められる紅葉が美しいのですが、掃除の行き届いた禅寺の清浄感や禅の心も合わせて堪能できるのもよいですね。また、十六羅漢になぞらえたとされる大小の石が並ぶ東庭。こちらの壁の上からもチラリと紅葉が眺められます。これはほかにはない景色なので、ぜひ見ていただければと思います。境内には喫茶スペースもあり、お土産に一休寺納豆を購入できますよ」。

住所:京都府京田辺市薪里ノ内102
Tel:0774-62-0193
拝観時間:9:00~17:00
アクセス:車/京奈和自動車道田辺西ICから約10分 電車/近鉄電車新田辺駅から徒歩20分

文=土橋健司
2017年11月号 特集「この秋、船旅?列車旅?」

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