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京都・嵐山で体験!
平安貴族も愛でた景色がある宿へ

2019.9.24 PR
<b>京都・嵐山で体験!</br>平安貴族も愛でた景色がある宿へ</b>

雄大な自然と世界遺産の寺院を擁する嵐山。平安時代の貴族をも虜にした、悠久の景勝地に佇むラグジュアリーリゾート「星のや京都」で、非日常の休日を心ゆくまで堪能しよう。

ヴァンサン・ルフランソワ
1966年、フランス・ルーアン生まれ。大学卒業後の1991年に来日し、以来28年にわたり福岡に暮らす。バンド・デシネ(フランスの漫画)作家、イラストレーターとして、広告や雑誌への寄稿、個展など幅広く活動。

船に乗ってゆるりと向かえば、
平安の昔へワープ

京都随一の景勝地であり、世界中から訪れる観光客が引きも切らない嵐山。季節ごとにドラマチックで美しい表情を見せる山々と、たおやかな川の流れ。その風光明媚さに魅せられ、平安の昔には貴族がこぞって別荘を構えたという。自然のパノラマと絶妙に調和し、ここならではの絶景をつくり出しているのが、嵐山のシンボルともいえる渡月橋。時は鎌倉時代、亀山天皇が満月の夜に川で舟遊びをした折に、「くまなき月の渡るに似る」、つまり「曇りのない夜空の月が、橋を渡っているかのようだ」と述べられたことからその名がついたとされている。

その渡月橋のたもと、小さな桟橋から瀟洒な船が発着している。大堰川をさかのぼり、向かう先は「星のや京都」。川を開削した京都の京都の豪商・角倉了以の別邸であったと伝えられる場所にあり、古くから残された建物群を生かした和のリゾートだ。

今回この宿を訪れたのは、イラストレーターのヴァンサン・ルフランソワさん。日本の日常の光景に、ひとさじの空想を織り交ぜたバンド・デシネ(フランスの漫画)を手掛ける。その目に「星のや京都」での滞在はどんな風に映るのだろう。

京都には何度か足を運んでいるものの、嵐山をゆっくりと訪れるのははじめてというルフランソワさん。渡月橋から乗船した船は、山々の間を縫いながら、きらめく水面を滑るように進んでいく。観光客の賑わいは消え、すれ違うのは船や水鳥。「わあ、夢みたいな眺めですね」と目を輝かせるうち、堂々たる日本家屋が見えてきた。「星のや京都」に到着である。

専用船に乗り「星のや京都」へ向かう
 
「とてもダイナミックな眺めですね」と、スケッチブックを開くルフランソワさん。左側が宿のある嵐山、右側が小倉山

「違う世界に来たみたいな気分です」

古くからの意匠を現代に伝える特別室「月橋」。額縁のように窓に切り取られた四季折々の景色を眺め、絶妙な高さのオリジナルソファでゆったり寛ぎたい

船着場から宿へと続く石段を上りながら「違う世界に来たみたいな気分です」とルフランソワさん。25室の客室はすべてリバービューで、「水辺の私邸」と呼ぶにふさわしい。今回、ルフランソワさんが宿泊するのは「月橋」。“洗い”の技法で残された柱や天井板、組み木の壁、障子戸などが、往時の意匠をしのばせる特別室だ。伝統建築の素晴らしさもさることながら、ルフランソワさんが感嘆の声を上げたのは窓からの眺望。どの窓からも嵐峡の雄大な景色を望むことができ、行き交う船に手が届きそうだ。

専用船で到着。渡月橋のたもとで乗船し、大堰川をさかのぼること約15分。宿のエントランスにあたる下り桟橋に到着だ。非日常のステイのはじまり

奥嵐山だからこそ体験できるアクティビティ

船上で紅葉狩りを堪能しながら、お薄の接待を受けられる「朝のもみじ舟」。催行は11月20日~12月5日、1名6000円(税・サ別)。各日8:30~、所要約40分、前日20:00までに要予約

「星のや京都」での滞在の楽しみをさらに広げるのが、奥嵐山という土地の文化に根ざしたアクティビティの数々。たとえば、11月下旬から12月初旬にかけて催行される「朝のもみじ舟」。まだ観光客の少ない時間帯、屋形船に揺られ、朝日に輝き緋色に染まる小倉山と嵐山を観賞する。平安貴族さながらの贅沢な紅葉狩りだ。格式あるしつらえの和室で体験できるのは、聞香入門。香木の香りを聞き分けて鑑賞する、室町時代から伝わる風雅なたしなみだ。フランスで生まれ育ち、香りは身近なものだったルフランソワさんも、日本の香道は初体験。「記憶にない、不思議で魅力的な香りですね」と、何度も香りを確かめた。

ダイニングでは京料理を堪能

「五味自在」のコースから。左)先附 翡翠茄子の涼味寄せ。濃密な風味の野菜は嵯峨野から。西山芳浩氏のうつわで。中)パティシエが手掛けるデザート、白桃のメルバ。うつわは高木浩二氏の作。右)強肴 牛フィレの炭火焼きと旬野菜の含め煮。野口風太氏の京備前で

外界と隔絶した宿だけに、食への期待もひとしお。ダイニングでは、確かな礎を持ちつつ新しさを取り入れ、多様性を表現した京料理「五味自在」が楽しめる。「うつわも含めて料理を発想します」と料理長が話すように、気鋭の作家によるオリジナルのうつわが料理の味わいを膨らませる。

あたりが暗くなった頃、ライブラリーラウンジからつながるデッキ「空中茶室」へ。平安時代、月が出るのを待つ間、歌を詠んだりしつつ過ごしていた。その時代に思いを馳せるのが「月待講」。百人一首の舞台となった小倉山を望みながら、扇に歌や言葉をしたためてみたい。「歌は浮かばなかったけど(笑)、とても穏やかな気持ちになれました」とルフランソワさんは感慨深げ。

千年の昔、この地を愛し、遊んだ貴族たち。彼らが遺した文化の薫りは、ルフランソワさんの休日を豊かに彩ったに違いない。

宿の玄関口となる桟橋で、スケッチにいそしむルフランソワさん。「この美しさをどうしたら表現できるんだろう?」そんな思いは、多くの歌を詠んだ平安貴族と変わらないものだったかも

星のや京都
住所:京都市西京区嵐山元録山町11-2
Tel:0570-073-066(星のや総合予約)
客室数:25室
料金:1泊1室10万6000円~(税・サ別)
IN:15:00 OUT:12:00
アクセス(星のや京都 舟待合まで):
車/名神高速道路京都南ICから約30分
電車/JR京都駅からタクシーで約30分
施設:ダイニング、サロン&バー、ライブラリー
https://hoshinoya.com/

文=本庄 彩 写真=たやまりこ イラスト=ヴァンサン・ルフランソワ
Discover Japan 2019年10月号「京都 令和の古都を上ル下ル」

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