料理家・中川たまさんおすすめ
身体がゆっくり目覚める「◯◯」のおとも
《ニッポン朝ごはんのおとも図鑑》
料理家やフードコーディネーターなど、「食」に精通する方々はどんな朝ごはんを食べている? 食通で知られる2名1組の朝食スタイル、欠かせない逸品、おすすめの食べ方などを教えてもらった。
料理家・中川たまさん
料理家。神奈川県逗子市在住。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て独立。旬の食材を生かしたレシピや洗練されたスタイリングが人気。4月中旬に新刊『たまさんの食べられる庭』を発売予定
胃腸に負担をかけない朝食。
定番を季節で楽しみます
朝は白湯からはじまるという中川たまさん。「アーユルヴェーダの考えを取り入れたつくり方で、まずはそのまま一杯。さらにレモン汁と塩を加えてゆっくり飲みます」
それから季節のフルーツと野菜スープというのが朝の定番。柑橘など酸味のあるものには、ハチミツやヨーグルトをかけて。暖かい季節はスムージーにすることもあるそう。「スープは、冷蔵庫の野菜でミネストローネにしたり、ポタージュにしたり。そこに豆を加えるとタンパク質がとれ、満足感も出るのでおすすめです」。まだ食べられそうなら冷凍しておいたパンをひと切れ。「自然解凍させ、魚焼きグリルで焼いて、バターやオリーブオイルでいただきます」。
身体がゆっくり目覚める「◯◯」のおとも
<白湯のおとも>
天日塩、レモン
塩は近所の自然食品店で買うシチリア島の天日塩を愛用。国産に比べてサラッとして使いやすい。レモンは、シーズン中は庭の木で育つものを
シチリアの天日塩
価格|308円
内容量|500g
原材料|海水(シチリア)
Tel|046-873-7137(陰陽洞)
注文方法|電話のみで受付
in-yo-do.com
<フルーツのおとも>
「はやし養蜂」の「はちみつ」
蜂が羽ばたいて水分を飛ばし、熟成されていい状態になったところを瓶詰め。花の香り、酵素、栄養素がすべて生きている
価格|1600円
内容量|150g(M)
原材料|はちみつ
Tel|なし
注文方法|webより
<フルーツのおとも>
「東毛酪農」の「ピュアプレーンヨーグルト」
いち早く低温殺菌牛乳に取り組んだ東毛酪農。群馬の牧場でのびのびと育つ牛の生乳に乳酸菌を添加し、加温してつくるピュアな味わい
価格|318円
素材|生乳
内容量|400㎖
Tel|0276-57-0111
注文方法|オンラインショップ
フルーツとヨーグルトのスムージー
【材料 2人分】
ヨーグルト……1カップ
バナナ……1本
酸味のあるフルーツやジャム、シロップ(柑橘、イチゴ、梅ジャム、梅シロップなどお好みで)……適量
【つくり方】
ミキサーに材料を入れてかくはんする
<スープのおとも>
「豆、フレッシュハーブ」
レンズ豆は有機JAS認証を受けたもので皮付き。ひよこ豆は農薬・化学肥料不使用で栽培されるもの。ハーブでスープの表情が変わる
有機レンズ豆/ひよこ豆
価格|777円/421円
内容量|500g/300g
Tel|046-873-7137(陰陽洞)
注文方法|電話のみで受付
in-yo-do.com
<パンのおとも>
「大山乳業」の「大山バター」
鳥取県内すべての酪農家が一体となった大山乳業。鳥取県産の生乳を使用し、昔ながらのチャーン製法で少量ずつ丹念に練り上げる
価格|380円
内容量|150g
原材料|生乳、食塩
Tel|0858-52-2212
注文方法|オンラインストア
<パンのおとも>
「ロマーノ」の「レモンオリーブオイル」
シチリアのエトナ山で早摘みした古代種のオリーブ、農薬不使用の摘みたてレモンを使用。パンやサラダのほか、ジェラートにもおすすめ
価格|2052円/3888円
内容量|100㎖/250㎖
原材料|食用オリーブ油、レモン
Tel|なし
注文方法|オンラインショップ「ラ・クチネッタ」
愛用している朝食づくりアイテム
耐熱のガラスポット
白湯づくりに毎朝使っているのが、直火にかけられる耐熱ガラスのポット。1日分を一気につくるため、2ℓぐらい入る大きめサイズが重宝
「タイガー」の「ミルつきミキサーSKS-R100」
3種の形状を組み合わせたチタンコート6枚刃、タイガー独自の「トルネード水流」でしっかりかくはん。コードリールで収納できる
価格|1万4800円(編集部調べ)
サイズ|W18.4×D16.6×H34.5㎝、約2.2㎏
Tel|0570-011101
注文方法|オンラインショップ
読了ライン
text: Yukie Masumoto photo: Yoshihito Ozawa
Discover Japan 2023年5月号「ニッポンの朝食」