渋谷パルコ《田村一 個展》
うつわ作品ラインアップ
天草陶石とろくろによる作陶を基本に、自由な発想でバラエティに富んだ作品をつくり続ける陶芸家・田村一さん。
渋谷パルコのDiscover Japan Lab.では、2023年2月23日(木)~3月12日(日)にかけて田村一 個展「煮たり焼いたり盛ったり注いだり、食べて飲んで愛でる道具」を開催!公式オンラインショップでも2月27日(月)20時より順次取り扱い開始。
ホタテ貝の大鍋から、お化けの手が付いたコップまで存在感を放つうつわがバリエーション豊富に揃う、本展のうつわ作品を紹介します。
貝焼鍋
巨大なホタテ貝を鍋に見立て、具材を煮込む秋田の郷土料理「貝焼き(かやき)」をヒントにつくられた、土鍋として使える大皿。表面に筋を入れ、貝のリアルな表情を再現。
単おばけ mkkr’20・片口 yzk’22
左)単おばけ mkkr’20
ろくろで挽いた素地の側面を切り重ねてつくる「単」シリーズ。華やかなカップをそっと持つおばけの手が愛らしい。誰かと一緒に飲んでいる気分に浸れる、ユーモラスな一品。
価格|2万2000円 サイズ|W80×D95×H90㎜ 重量|245g
右)片口 yzk’22
知人から譲り受けた木灰に銅が含まれていたことで、焼成した際、偶然にも淡い藤色に発色。大ぶりながらも注ぎ口の繊細な手仕事が美しく、サラダや煮物などの盛り鉢に最適。
価格|1万2100円 サイズ|W200×D210×H80㎜ 重量|485g
単皿 krsw’21・on u oct×1
左)単皿 krsw’21
ろくろで成形した素地が柔らかいうちにリムに切れ目を入れ、重ね合わせて幾何学的な装飾に。もみ殻灰を混ぜ合わせ、木灰の釉薬をかけてグレートーンに仕上げた。
価格|8250円 サイズ|φ220×H35㎜ 重量|605g
右)on u oct×1
作品の残土を再利用した、石膏鋳込みシリーズ。型から外す際に生じる微妙なゆがみが、独自のニュアンスを与えている。ほどよいサイズ感で、取り皿としての利用がおすすめ。
価格|4950円 サイズ|W190×D190×H135㎜ 重量|205g
足付き おばけ・on u for beer
左)足付き おばけ
重厚なワイングラスをイメージ。ステムにからんだ細い指が、作品の安定感も高めている。ワインを飲むにはやや大きいため、オブジェや花器に使いたい。
価格|3万800円 サイズ|φ125×H135㎜ 重量|390g
右)on u for beer
キリリとした佇まいのビール専用カップ。表面には泥漿(でいしょう)で柄が施されている。パステルカラーが食卓の気分を盛り上げる。クラフト系の香り高いビールがよく合う。
価格|3960円 サイズ|φ60×H120㎜ 重量|130g
pot krsw’21
作陶をはじめた頃からつくり続けている定番作品。ポットの表面には、うっすらと線状の櫛目がついている。手に収まる小ぶりのサイズで、日本茶はもちろん中国茶にも最適。
ままぢゃわん krsw’21
「ご飯を美味しく食べられるように」と、奇をてらうことなくつくった茶碗。秋田の無農薬米「ゆきのこまち」のもみ殻灰を使用。落ち着いた色みが、白米の美しさを引き立てる。
マグ mkkr’20
薪ストーブの木灰を釉薬に使用。薪以外の“混ざりもの” が混入していたようで、カップ全体に粒になって浮き出ている。縦に深く入れた、しのぎがシャープな印象。
cafe au lait bowl mkkr’20
ろくろの回転力を生かしたなめらかな曲線のフリーカップ。天草陶石に信楽透土を加えているため、つるりとした質感の中にも素朴な風合いを楽しめる。日本酒と相性がよい。
足付き yzk’22
17世紀ヨーロッパのワイングラスがモチーフ。茶色の模様は、秋田の阿仁銅山で産出された「からみ」と呼ばれる鉱物が浮き出たもの。内側のニュアンスあるピンク色も美しい。
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公式オンラインショップ
田村一 個展「煮たり焼いたり盛ったり注いだり、食べて飲んで愛でる道具」
会期|2023年2月23日(木)〜3月12日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00〜21:00
定休日|不定休
※新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は一部であり、店頭にはさまざまなうつわが並びます。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
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text: Misa Hasebe photo: Takehisa Goto, Atsushi Yamahira
2023年3月号「移住のチカラ!」