渋谷パルコ《FEDECA/Somaé 個展》
料理の時間を彩り、楽しくするキッチン道具たち
木と鉄により育まれた日本の刃物文化を継承する「FEDECA(フェデカ)」より、キッチンをクリエイティブな場所にする新ブランド「Somaé(ソマエ)」が誕生。東京・渋谷パルコにて2026年5月23日(土)~31日(日)にかけて「FEDECA/Somaé 個展」を開催。美しい木目と機能的なツールに心躍る。
Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を2026年5月12日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
FEDECA/Somaé(ふぇでか/そまえ)
1895年創業の刃物メーカー「神沢鉄工」が、木と鉄の文化を次世代に継承するため2015年に立ち上げたブランド。「FEDECA Somaé」は、その思いと刃物の魅力をキッチンにも広げる。
扱いやすさと木の温もりに
心躍るキッチンツール

日々の料理は限られた時間で業務的にこなしている、という人は多いのではないだろうか。でも料理は本来、一番身近なクリエイティビティだ。家族の健康や味のバランス、盛りつけなどさまざまなことを考えて食卓を整える。キッチンは創造性あふれる「アトリエ」であり、そこには単なる道具でなく、心躍るキッチンツールが必要となる。FEDECAの新ブランド「Somaé(ソマエ)」は、そんな思いで生まれた。

森と生きた職人「杣人」に、ギリシャ語で身体を意味する「σμα(ソーマ)」を重ねた「Soma」。そこにフランス語で心が揺れ動く瞬間を表す「Émoi(エモワ)」を掛け合わせ、Somaéと名づけた。
そもそも「日本が誇る刃物文化をいまの時代感覚に合わせてブラッシュアップし、次世代につなげていく」というのがFEDECAの思い。トレイルナイフや折りたたみ式ナイフなど、これまでアウトドアで積み重ねてきた技術を、今度はキッチンや食卓に生かす。

ペティナイフのように軽快で、三徳包丁の使い勝手を凝縮したミニマル包丁。切れ味のよいステンレス鋼「銀紙3号」を、温もりのある木製ハンドルが包む
その代表的なアイテムが「ミニマル包丁」だろう。こだわったのは刃の長さ(刃渡り)だ。
一般的な三徳包丁の刃渡りは、16~18㎝。小ぶりなものであれば12~13㎝。実は、毎日の料理なら手のひらサイズの9㎝ほどで事足りるばかりか、刃先がぶれずに感覚的にも扱いやすい。そこで、刃渡りを約9㎝に設計し、刃元の高さとハンドルのかたちを工夫して、三徳包丁のように押し切りもできる実用性を加えた。

樹種や育った環境により表情が異なる天然木はカッティングボードに。包丁やトング、カトラリーのハンドルは、木の風合いがあり水廻りでも気兼ねなく使える積層強化木を使用
FEDECAのアイコンでもある木製ハンドルは6種類を用意。日本古来の削り跡を残す技法「名栗」を使ったもの(写真下、真ん中の包丁)は、まさに日本の刃物文化を象徴するようだ。これらにはメインテナンス性を考慮し、水に強い積層強化木を使用。薄い木を何層も重ね、樹脂を染み込ませたものだ。ストライプ柄のマルチカラーは、樹脂を入れない積層材をウレタンでコーティングしているのだが、塗膜が薄いとすぐに剥がれてしまうため、釣りのルアーを手掛ける専門企業に依頼しているという。

Somaéではほかに、カトラリーやトング、天然木のカッティングボードなどを展開。そして今後は、包丁などのハンドルに日本の天然木を使ったシリーズを準備している。天然木は世界でひとつしかない美しい木目に価値がある。数十年という歳月を生きた証しを手のうちにできる喜びも格別だろう。
商品ラインアップ

ミニマル包丁Corebacca(マルチカラー type A)
手のひらサイズで、ハンドル部分の鋼材を中空にして軽量化。ハンドルは、水に強くメインテナンス性がよい積層強化木や積層材を使用。使い勝手が抜群にいい。ハンドルは6種用意。

包丁ケース
包丁を立てた状態で収納できる積層強化木の包丁ケース。真鍮プレートがアクセントになり、飾る収納に。引き出しにしまっても場所を取らない。分解して中まで洗えるので清潔。

CLEVER TONG(名栗ブラウン)
肉を切るときは刃物のよき相棒に。繊細な先端が指先の延長のようで、菜箸や盛りつけ箸のように軽やかに使える。先端を浮かせて自立するので、キッチンやテーブルを汚さない。

カッティングボード(杉杢・スギモク)
檜、桜、ホオ、ケヤキ、カヤなど奈良の木でつくってもらう一点もの。杉杢は木の成長過程で傷が入るなどし、それを修復するために入る個性的な木目が美しい。3サイズで展開。

機内食カトラリー フォーク(名栗ホワイト)
ディナー用より小さく、デザート用より少し大きい絶妙なサイズ。機内での使用が考慮されたため歯が短く、子どもにも優しい。ころんとしたフォルムに愛着がわく。

機内食カトラリー フォーク(名栗ホワイト)
ディナー用より小さく、デザート用より少し大きい絶妙なサイズ。機内での使用が考慮されたため歯が短く、子どもにも優しい。ころんとしたフォルムに愛着がわく。

機内食カトラリー ナイフ(プレーンブラウン)
機内の狭い空間でも危険がないよう設計され、丸みを帯びた独特なかたちが愛らしい。小ぶりながらしっかり肉が切れる。パテやバターを塗るのにもサイズ感がちょうどいい。
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公式オンラインショップ
FEDECA/Somaé 個展
会期|5月23日(土)~31日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
text: Yukie Masumoto photo: Shiho Akiyama
2026年6月号「ウェルネス入門」

































