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京都《中村軒》のしそ餅
|京都の伝統菓子とスパイス

2026.1.19
京都《中村軒》のしそ餅<br>|京都の伝統菓子とスパイス

和菓子の聖地・京都で、その発展に寄与したのは実はスパイスだったかも!?日本最古の菓子や、長寿を願った和菓子など、歴史を感じさせる名品から職人が趣向を凝らした銘菓まで、古都ならではの味を求めて。今回は、「中村軒」の紫蘇を使った和菓子のしそ餅をご紹介。

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紫蘇の爽やかさと
道明寺の粒感による
絶妙な軽やかさ

「中村軒」ではいまもクヌギの薪であんを炊いていて、その自慢のあんが楽しめる「麦代餅」で知られるが、さっぱりと楽しむなら「しそ餅」がいい。こしあんを道明寺でくるみ、塩漬けした赤シソで巻いたもので、一般的な餅とは違う軽やかさが魅力。

食欲をそそる赤シソの香りと塩気に、こしあんがマッチ。通年品だが店頭にないこともあるので、前日までに予約がおすすめ
しそ餅 1個 価格|290円 ※写真は箱詰め合わせ

「赤シソは塩抜きのあんばいが難しい。道明寺は繊細な粒感を楽しめるよう、小粒の四つ割りを使います。これは手づくりならではの美味しさ」と店主の中村亮太さん。シソは葉を煎じて病人に飲ませると元気がよみがえったため、「蘇る紫の葉=紫蘇」の名前がついたとか。しそ餅を食べると気分がスッキリするのは、気のせいではなさそうだ。

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リニューアルした喫茶スペース。餅を炭火で焼く「ぜんさい」などイートインならではのメニューも味わいたい

中村軒
住所|京都府京都市西京区桂浅原町61
Tel|075–381-2650
営業時間|8:30~17:30(喫茶は10:00~17:00)
定休日|水曜
www.nakamuraken.co.jp

 

《田丸弥》白川路
 
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text: Kyoko Naito photo: Yuki Sato
2025年11月号「実は、スパイス天国ニッポン」

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