長野県・志賀高原
ホテルグランフェニックス奥志賀
奥志賀高原の大自然でととのう山岳リゾート
都会の喧騒や日常から離れた奥志賀高原の大自然に身を置き、五感をフルに使って自ら動き、遊ぶ。山岳リゾートを愉しむ新たな魅力をご紹介。
長野県北東部に位置する志賀高原の中で、最も山深い奥志賀高原。その雄大な焼額山や岩菅山に囲まれた一画に、「ホテルグランフェニックス奥志賀」は佇む。志賀高原は日本最大級のスノーエリアとして知られるが、雪に覆われる冬期以外には、ユネスコエコパークにも登録されているように、手つかずの大自然による神秘的な姿を楽しむことができる。
ホテルグランフェニックス奥志賀では、ブナの原生林や1500万年前に海底が隆起してできたグリーンタフ(緑色凝灰岩)が見られるガイド付き奥志賀渓谷トレッキングや森林ヨガなど、この時期ならではのアクティビティを用意。中でも、本格的な狩猟体験ができるジビエ狩猟体験ツアーは、新たな試みとして注目されている。
鹿や猪といった野生動物による農作物の被害は、農山村の重大問題になっているが、狩猟体験ではワークショップを通して里山が抱える課題や猟師の仕事を知ることができる。また、殺処分した動物を適切に処理し食肉に加工することはSDGsの観点からも重要視されているが、ホテルでは、このプランのために長野県産ジビエをメインにした夕食を用意し、美味しくいただくところまでを体験できる。日本の里山が抱える課題を知ることができるワークショップには、長野への移住を検討する人から食育の一環としてファミリーまで、さまざまな旅行者が参加。心に強く残る旅の体験と記憶を持ち帰っている。
空気の澄んだ山岳リゾートではそこに身を置くだけで心身が浄化されるが、アクティブレストでリフレッシュさせ、新たなエネルギーを満たせるのも醍醐味。さらにホテルグランフェニックス奥志賀なら、アクティビティで疲れた身体をサウナや大浴場、プールで心地よく癒すことができる。
9月下旬から11月上旬頃までは、山一面が色づく紅葉のベストシーズン。客室や露天風呂からは燃えるような山々が、トレッキングでは、ブナやミズナラなど多種多様な広葉樹による紅葉と、針葉樹の緑が織りなす見事なコントラストを堪能できるという。
大自然と充実の施設の両方でととのう。この季節、このホテルだからこそ叶うウェルビーイングな滞在を満喫したい。
ホテルグランフェニックス奥志賀
住所|長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原
Tel|0269-34-3611
客室数|35室
料金|1泊2食付1万9800円〜(税・サ込)
カード|AMEX、DINERS、JCB、Master、UC、VISA
IN|16:00
OUT|12:00
夕食|イタリアン、和食、中華(レストラン)朝食:和食、洋食(レストラン)
アクセス|車/上信越自動車道信州中野ICから約50分 電車/JR長野駅から送迎車で約1時間20分(前日17:00までに要予約)
施設|大浴場、フィンランド式サウナ、プール、レストラン、ラウンジ、ショップ、ワーケーションルーム、愛犬スペース
※11月6日~12月1日は休館
text: Akiko Yamamoto photo: Shinsuke Matsukawa
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