日々の暮らしに、職人・作家の手仕事を。
《シチュエーション別 贈り物カタログ》
結婚祝い【Part 1】
Discover Japanがおすすめする贈り物をシチュエーション別に紹介。職人の技が光る逸品はきっと喜ばれること間違いなし。Discover Japan Lab.渋谷PARCO店頭、Discover Japan公式オンラインショップで購入できるので、ぜひ参考にしてみてください。
<結婚祝い>
作家もののうつわを贈ろう
ふたりの新しい門出を祝う結婚祝いは“末永くお幸せに”の気持ちを込めて長く使えるものを。使うほどに味わいが増す、作家もののうつわを選ぼう。
圡楽窯の口付黒鍋と鍋敷き
日々の暮らしに寄り添ってくれる土鍋
この「圡楽窯」の土鍋は、鍋料理や煮炊きものだけでなく、ステーキを焼いたりオーブンに入れてグラタンを焼くこともできる万能道具でもある。職人が一つひとつ手編みした鍋敷きとセットで使えば、使い込むほど強度が増して育っていく一生ものに。
土楽窯(どらくがま)
8代目福森道歩さんが当主を務める、三重県伊賀市丸柱の地で江戸時代から続く窯元。伊賀の陶土を用い、熟練の職人が時間をかけて作陶する土鍋はすべて一点物。料理が映える黒釉は、独自に研究されたオリジナルだ。
圡楽窯の口付黒鍋&鍋敷きセット
価格|7寸セット1万2000円、
8寸セット1万6000円、
9寸セット1万9000万円
内容物|口付黒鍋、鍋敷き
材質|陶器
<ほかにも、さまざまなかたちが!>
黒鍋
価格|5060円〜
サイズ|6寸φ190×H85㎜、
9寸φ285×H130㎜、
尺寸φ320×H145㎜
材質|陶器
片手鍋
価格7150円〜
サイズ|6寸φ185×H105㎜、
7寸φ210×H115㎜
材質|陶器
湯町窯のエッグベーカーと箸置き
食卓に彩りをもたらす、民藝ゆかりの名品
コロンとした愛らしいルックスに、温かな色遣いが魅力の湯町窯からは、美しい目玉焼きが簡単にできるエッグベーカーと、箸置きを。エッグベーカーは、陶器でありながら直火使用がOKの優れ物で、イギリス人陶芸家の指導を受けて誕生した民藝のルーツをもつ名品。
湯町窯(ゆまちがま)
島根県松江市で大正11年に開かれた窯元。「民藝運動」を展開したことで知られるイギリス人陶芸家、バーナード・リーチの指導を受けて誕生したエッグベーカーをはじめ、ヨーロッパを思わせる食器や花器が人気。
エッグベーカー
価格|4840円
サイズ|本体φ約95×H約50㎜(取手は含まない)、
蓋φ約105×H約20㎜、
ソーサーφ約150×H約30㎜
材質|陶器
箸置き
価格|1100円(1個)
サイズ|W約70×D約42×H約21㎜
材質|陶器
芳賀龍一の白化粧碗
手放せなくなる特別な質感の碗
原料は自ら集めた北関東周辺の野山や河原の石や土。それらを陶土や釉薬に仕上げてつくるうつわは、荒々しくもどこか優しい独自の魅力を放つ。白の無垢な印象に、色、柄で力強さを感じさせる白化粧碗は人気シリーズ。
芳賀龍一(はが・りゅういち)
武蔵野美術大学造形学部彫刻学科に入学し、陶芸をはじめる。同大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了後、独立。2013年に栃木県芳賀郡益子町に築窯し、益子町を拠点にうつわづくりを行う。
白化粧碗
価格|7700円
サイズ|φ約155×H約65㎜
材質|陶器
鶴見宗次の白碗
手びねりならではの素朴なかたち
ひも状や球状にした土の塊を指先でつまみながら、一つひとつ時間をかけて手びねりで成形していくという鶴見さんの碗。どれも存在感がありながらも、穏やかな丸みを帯びたフォルムが特徴で、白と黒のシリーズがある。
鶴見宗次(つるみ・そうじ)
東京都生まれ。とこなめ陶の森陶芸研究所で正面から陶芸と向き合い、そのまま常滑にて独立。鉄分の多い土を指先で丁寧に成形していく手びねりの手法で、朴訥とした実直なうつわをつくり続けている。
白碗 大
価格|4400円
サイズ|φ約155×H約85㎜
材質|陶器
text: Saori Miyamoto, Discover Japan photo: Jun Arata, Norihito Suzuki, Kazuya Hayashi
Discover Japan 2021年12月号「ストーリーのある贈り物」