FOOD

《料理家・真藤舞衣子さんのレシピ》
毎日の発酵習慣には「味噌玉」がいい。

2021.7.21
《料理家・真藤舞衣子さんのレシピ》<br>毎日の発酵習慣には「味噌玉」がいい。

発酵関連の著書を多くもつ料理家・真藤舞衣子さんに、湯を注ぐだけで具だくさんの味噌汁ができる簡単味噌玉レシピを紹介してもらいました。

真藤 舞衣子(しんどう・まいこ)
料理家 。会社勤めの後京都の禅寺で1年生活。その後フランスのリッツ・エスコフィエにてディプロマを取得。料理教室やプロデュース業のかたわら、さまざまなメディアでレシピを提供。『ポリ袋で簡単、おいしい はじめてのみそ作り』(立東舎)ほか著書も多数

真藤さんおすすめの
新たなモーニングルーティン

味噌づくりワークショップや料理教室で、手軽に発酵を取り入れられる味噌玉を紹介している真藤さん。味噌玉をひとつずつラップに包んで冷蔵庫に常備し、朝食の味噌汁にしているという。「お湯を注ぐだけで完成するので忙しい朝でもコーヒーを淹れるより簡単。乾物を使えば1週間は保存可能です。干し野菜や海藻、スパイスなど好みの具材を入れてつくってみてください。味噌汁ではありませんが、味噌玉ベースに卵黄を2、3日漬けて食べても美味しいですよ」。

①切り干し大根
味噌玉ベースに桜海老と乾燥の万能ネギを適量混ぜ、表面に切り干し大根をまぶす。切り干し大根は湯をかけるといい出汁が出る。
②お麩ねぎ
乾燥の万能ネギ適量を味噌玉ベースに混ぜて、表面に紅梅花麩をトッピング。花麩の代わりにぶぶあられでもOK。見た目もかわいい。
③ごましいたけ
スライスの干しシイタケ(大きいものは細かく砕く)、煎りゴマ、乾燥わかめを混ぜ合わせ、味噌玉ベースにまぶす。食感が楽しい。
④バジルトマト
味噌玉ベースに乾燥バジルをまぶし、ドライトマトを適量付けて軽く握る。バジルの香りとトマトの酸味が引き立つコク深い味わい。
⑤とろろ昆布
乾燥万能ネギを好みの量味噌玉ベースに混ぜ、とろろ昆布をまぶす。中身には、味噌玉ベースでなく、味噌をそのまま使ってもいい。
⑥ほうれん草カレー
乾燥ほうれん草(またはほうれん草をゆでて水気をきりカットしたもの)とシュレッドチーズを味噌玉ベースに混ぜカレー粉をまぶす。

味噌玉ベース
材料
(20g×15個分)
味噌300g 鰹節
(または、とろろ昆布か市販の天然出汁など)10g

つくり方
フライパンで鰹節(または、とろろ昆布)を焦げないように乾煎りする。カラカラになったら冷まし、指で細かく粉末状にする(市販の天然出汁ならそのままでOK)。
味噌と①をよく混ぜ合わせる。15等分し、それぞれ好みの具材を混ぜ合わせれば味噌玉の出来上がり。1個につき160㎖程度の湯を注ぐ。

text: Akiko Yamamoto photo: Atsushi Yamahira illustration: Saki Obata
Discover Japan 2021年7月号「ととのう発酵。」


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