デンマーク発、生活に寄り添う100%リネンアイテム『KARIN CARLANDER』が日本で本格展開開始
北欧ライフスタイルブランドの日本総代理・販売代理を手掛けるNOMADが日本総代理店として本格展開を開始した、デンマークのテキスタイルブランド『KARIN CARLANDER(カリン・カーランダー)』は、2021年1月18日より販売を開始、スパイラルマーケットでは期間限定で全アイテムの取扱いがスタートします。
Karin Carlander(カリン・カーランダー)
デンマーク出身のテキスタイルアーティストです。19歳でフランスのプロヴァンス地方に渡り、ピカソの絵画をもとにタペストリーを制作したフランスの織家Jacqueline de la Baume Dürrbach(ジャクリーヌ・ド・ラ・ボーム・デュルルバッハ)に師事。その後、デンマーク王立美術学院にてテキスタイルデザインの修士号を取得し、1987年に卒業。翌1988年には自身のスタジオを開設し、現代テキスタイルアーティストとして手織りでのアート制作をつづけながら、数々のブランドでデザイナーとしても活躍してきました。彼女は北欧の伝統工芸を再解釈し、現代の日常において実用的に使えるテキスタイルを研究。また在学中に数ヶ月日本に滞在した経験もあり、伝統工芸や用と美を兼ね備えた民藝運動にも大きく影響を受けたといいます。2013年には、自身のブランド「TEXTILE NO.」を立ち上げ、約30年に渡って研究してきた手織りの技術を機械織りに変換し、さらに多くの人が日常で使える「現代のクラフトマンシップ」としてのリネンのテキスタイルを制作。2016年には、Masters of Linen® に認定されました。
デンマーク出身のテキスタイルアーティスト、Karin Carlanderは、北欧の伝統工芸とライフスタイルにおけるテキスタイルの使い方を再解釈し、日常に使えるリネンをデザインしています。自身が2013年に立ち上げた「TEXTILE NO.」は、「持続可能性」「多機能性」「色の調和」を原則として、美的にも機能的にも何世代にも渡って使い続けられるテキスタイルアイテムを展開しています。
自然栽培のヨーロッパ産最高品質リネン
原料の亜麻は、フランス北西部のカーンからベルギーを経由してオランダのアムステルダムまで広がる地域で栽培されており、水はすべて自然の雨水による自然栽培の100%ヨーロッパ産の最高品質のリネン。種や茎、花など、リネンは多くの部位が資 材や飼料にも使われているため廃棄物はゼロであり、イタリアの歴史ある紡績工場で 染色され、フィンランドの高い技術を持った工場で機械織りしています。このように栽培から紡績、染色、織りまでの全工程が、高度な技術を持つ地元の職人たちによって適切な環境で行なわれ、すべての工程でトレーサビリティを確保していることから、厳しい基準で知られるMasters of Linen®認証を取得しています。
– 日々のお手入れについて –
リネンは、吸湿性や通気性、速乾性が特徴。洗うたびにしなやかに仕上がります。しっかりお手入れすれば、何十年先もずっと使い続けることのできる丈夫な素材です。
・吸水性を最大限に高めるために、最初に洗濯する前に一晩冷水に浸してください
・60°C以下のぬるま湯か水で手洗い、または洗濯機洗い
・光沢剤入りの石鹸や洗剤は絶対に使用しないでください
・タンブラー乾燥はリネンの繊維が切れてしまいますのでお避けください
・濡れた状態で当て布をし、高温でアイロンがけすることで独特の光沢感が持続します
・裏地干しをし、吊るす前にセルビッジを少し伸ばすとヨレやシワを防止できます
※リネン製品は特性上、最初の洗濯時に5~7%の収縮がおこります
※洗い始めはリネンの繊維が出る場合がありますが、何度か洗ううちにおさまります
「現代のクラフトマンシップ」を目指して
このシリーズにはSASHIKO、ZIGZAG、YINYANGの3種類のデザインがあり、生地の端には手織りのテキスタイルによく見るセルビッジが施されています。デザインの工程では、実際に織機を使いながらプロトタイプを制作。機械にすべてを頼るのではなく、手を動かしながら熟考し制作していくプロセスは、彼女が目指す「現代のクラフトマンシップ」の精神に通じています。学生時代に日本に数ヶ月滞在した経験もあり、伝統工芸や用と美を兼ね備えた民藝運動にも大きく影響を受けたといいます。
-日本の職人や文化からどのような影響を受けましたか?-
私が通っていたコペンハーゲンにあるデンマーク王立美術学院の3年目の研究カリキュラムには3ヶ月間の研究期間が設けられていました。私はデンマークから遠く離れた場所に旅をしてテキスタイルについて新たな手法や技術を体験したかったのです。その旅先は日本となり、学長も私の計画を認めてくれました。奨学金と学長からの推薦のおかげで、3カ月間、日本を旅して学ぶことができました。この旅は、私の生涯にわたる愛と、日本のデザインと職人技への敬意の種を蒔くことになったのです。
日本の文化には工芸品に対する敬意があり、普段使う生活用品に対する知識と尊敬と愛情を持っています。そういった経験もあって、私は日常生活の中で扱うものは「芸術的な価値」を持つべきだと思っています。これは日本の文化と共通する部分で、今後も機能性のあるテキスタイルを通して提案していきたいと思っています。
日常に寄り添う100%リネン
長さの違う2つのストラップが付いたトートバッグです。肩にかけたり、斜めがけにしたり、片手に持ったりと様々な使い方ができます。自転車がメジャーなデンマークでは、斜めがけにして、自転車バッグとしても人気です。ファスナーのついた小さなポケットは、鍵やスマートフォンを入れるのに便利。裏地には外側と同じテキスタイルを使用し、丈夫なうえ高級感のあるデザインになっています。
price|1万5000円(税別)
size|40×43cm
material|天然リネン100%(Masters of Linen®)
made in Europe
ディッシュクロス、ティータオル、バスタオル、トートバッグがあり、様々な用途に最適なサイズを揃えています。素材、デザイン、工程全てに「健やかにつくられたものこそ、暮らしを豊かにする」という彼女の思いが込められています。
KARIN CARLANDER
https://nomadinc.jp/brand/karincarlander