大井川鐵道（静岡）
日本唯一のアプト式鉄道で静岡の山奥へ
｜松井玲奈が旅したい秘境を堪能するローカル線①

風景やアクティビティなど、プラスアルファの楽しみがあるローカル線が好きという松井玲奈さん。車両のデザインやインテリアも重視する彼女が、いま乗りたいローカル線を10のテーマ別にセレクト。走りながら沿線の風土も楽しめるローカル線を、ぜひ次の旅の目的にしたい。今回は、山奥の景色が美しい、山の秘境の「大井川鐵道てつどう（静岡県）」をご紹介！

日本唯一のアプト式鉄道で静岡の山奥へ

SL（蒸気機関車）の動態保存を行い、現在も4両のSLが日常の運用として定期運行している。大井川本線と井川線の2路線で構成され、大井川本線では昔懐かしいSLや昭和に活躍した各地の電車が走行。中でも、期間限定で運行する「きかんしゃトーマス号」は子どもたちに大人気。

井川線（南アルプスあぷとライン）は、大井川水系のダム建設のためにつくられた歴史をもち、急勾配を上るための鉄道システム「アプト式鉄道」が走る日本唯一の路線。写真の奥大井湖上駅や、川の水面からの高さが日本一の鉄道橋・関の沢橋梁など、山岳鉄道ならではの見どころが豊富で、紅葉や新緑の季節の美しさは格別だ。

〈松井玲奈さんおすすめポイント！〉

実際に訪れましたが、山と大井川の雄大な風景は圧倒的！SLには乗れなかったのですが、車両を見られただけでも気分が上がりました。「きかんしゃトーマス号」も気になります。

line

〈鉄道データ〉

始発駅｜金谷駅（大井川本線）、千頭駅（井川線）
終着駅｜千頭駅（大井川本線）、井川駅（井川線）
営業キロ｜39.5㎞（大井川本線）、25.5㎞（井川線）
軌間｜1067㎜
問｜大井川鐵道
https://daitetsu.jp

text: Miyo Yoshinaga
2025年8月号「道をめぐる冒険。」