静岡県〈ふふ 熱海〉
地産地消の日本料理でもてなす“忘れられない”滞在とは?
静岡県熱海市のスモールラグジュアリーリゾート「ふふ 熱海」が、2024年7月17日より装いを一新。全室源泉かけ流しの露天風呂付き、サウナや庭付き客室などはそのままに、地産地消の食材を使った料理や設えにこだわり、より特別感あふれる空間に生まれ変わった。
ふふの原点である「ふふ 熱海」
2024年で開業17年目を迎えるスモールラグジュアリーリゾート「ふふ 熱海」。現在全国に8つの施設を展開する「ふふ」の最初の施設として2007年に開業した。同館は2023年11月から改修のため休館していたが、新たな設えで再開業を迎えた。
再出発では、宿泊の大きな愉しみのひとつである「食」にこだわり、熱海の恵みを一皿ひと皿に表現した見た目も美しい日本料理が提供される。
旅の記憶と共に思い出す
至福の食体験
館内にはふたつのレストランが併設される。「日本料理 白乃一重(しろのひとえ)」は、伊豆近海で獲れた海鮮を味わう会席。全室が個室なのでリラックスしながら美食を愉しめる。
「鉄板焼き 緋乃司(ひのつかさ)」では、3卓8席の贅沢な空間でライブ感ある鉄板焼きが味わえる。旬の魚介や厳選した黒毛和牛を中心としたフルコースでもてなしてくれる。
「日本料理 白乃一重」では、彩り豊かな前菜に近海のサバや旬の毛ガニなど、海の幸がずらりと並んだ繊細な小鉢料理が供される。2品目の椀物は、熱海の海鮮を代表する金目鯛の身を贅沢に使用。酒蒸しでふっくらと仕上げた豊富な脂身からあふれる旨味と、静岡県発祥のアメーラトマトの上品な甘みと酸味が調和する夏らしいひと品だ。
メインの黒毛和牛は、仕上げの照り焼きソースがプレートの上でジュワッと音を立てて食材に絡まり、香ばしい香りや見た目など、五感で味わえる。熱々の状態で提供してくれる気遣いもうれしい。
そのほかにも地域の食材や旬の食材を取り入れた全7品が供される。どの料理にも食材の魅力を最大限に引き出す技術が詰め込まれ、一つひとつの料理が特別なひと時を演出してくれる。
夕食のみならず、朝食にもこだわりが光る。地産野菜のサラダからはじまり、フワフワのだし巻き卵やホクホクの釜炊きご飯、新鮮なお造り、アジの干物は、七輪を使い自分好みの仕上げを愉しめる。魚本来の風味がよりいっそう引き立ち、表面はカリッと、中はしっとりとした絶妙な食感が味わえる。静岡県の魅力的な食材を十分に引き立てた豊かな味わいの朝食は、旅の記憶とともに思い出す至福の時間となりそうだ。
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日々の疲れを癒す、
日本旅館の魅力を体現した客室
客室は内装や温泉の設えが整えられ、日本旅館の魅力を体現した空間に生まれ変わった。すべての客室が日本家屋を基調としたインテリアで、源泉掛け流しの露天風呂を備える。
1階部屋の庭は、プライベート空間で外気浴が愉しめるようになり、熱海の自然を全身で感じながら心身を整えられる。さらに共用の露天浴場では、室内にロウリュウサウナとミストサウナを新設。居心地のよい露天風呂で海の風と葉音を感じられる。
装いも新たによりいっそうプライベート感が増した「ふふ 熱海」。美食、温泉、設え、そのすべてから土地の風土が感じられ、心を伸びやかにしてくれる。訪れるたびに熱海という場所を好きにさせてくれそうだ。
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ふふ 熱海
住所|静岡県熱海市水口町11-48
Tel|0570-0117-22
客室数|全32室6タイプ(本館26室/木の間の月6室)
料金|1泊2食付9万8200円~(税・サ込)※1室2名利用時
カード|AMEX、DINERS、DC、JCB、UC、VISAほか
IN|15:00 OUT|11:00
夕食|日本料理、鉄板焼き
朝食|和食
アクセス|車/厚木ICから約60分 電車/JR熱海駅から車で約10分(送迎あり、要予約)
施設|レストラン、バー、スーベニア、テラス、スパ、露天浴場
インターネット|無線LAN