FOOD

美しさの秘訣以上に“発酵沼”にハマっています。
加藤紀子さん
《ぼくも私も発酵に夢中!②》

2019.11.22
美しさの秘訣以上に“発酵沼”にハマっています。<br>加藤紀子さん<br>《ぼくも私も発酵に夢中!②》

日本だけでなく世界の食文化の発展に深く関わり、いまあらためて注目されている「発酵」。その魅力を各界で活躍する方々に、各々の視点で語っていただいた《ぼくも私も発酵に夢中!》。2人目はタレントの加藤紀子さんが「美×発酵」について語る。

タレント
加藤紀子さん

三重県鈴鹿市出身。NHK FM『トーキング ウィズ 松尾堂』、TOKYO FM『Renault Sunday voyage』などのレギュラー番組やウェブ『OurAge』内の連載「畑からこんにちは」など多方面で活躍中

美を意識し出したのは7年前。テレビ番組で1年間畑をやらせていただいて、ものづくりの楽しさを知って以来、畑で野菜をつくるようになりました。同じタイミングで、山形の番組がはじまり、知り合った農家レストランのお母さんに収録と関係なく味噌づくりを教えてもらったのですが、麹を混ぜた後、手がサラサラになったのに感動して。「顔に塗りたい!」って思ったくらい(笑)。それから毎年プライベートで山形に通って味噌をつくっています。

そういった発酵食品は、年を重ねて家族ができて、いつまでも健康を維持したいのと、畑で採れた野菜を美味しく食べたいのとで自然に取り入れはじめました。青唐辛子が採れたら麹と醤油で漬ける東北の郷土料理「三升漬け」をつくったり、そら豆で豆板醤を仕込んだり、2年漬けたキムチとか、どんどん夢中になって、スーパーで「糀」の文字を見たら、無意識に買っていたり(笑)。

日々、発酵食品を食べていると、わかりやすく変わるというより、内側から浄化されているような感覚で、身体もお肌も調子がいいですね。

思えば小学生の頃、近所にあった蔵から漂う醤油と赤味噌の香りの原体験が、いまでも記憶に残っていて、なるべくしてこうなったのかなって。今後はぬか床にも挑戦したいですし、もう〝発酵沼〟から抜け出せないと思います。

文=藤谷良介 写真=林 和也
2019年11月号特集「すごいぜ!発酵」

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