渋谷パルコ《贈るうつわ展》
食卓を彩る陶器編
|金本美香/本間和花子
大切な人を想って選ぶ時間も、自分へのご褒美として迎える瞬間も、どちらも特別なひととき。Discover Japan Lab.では2026年10月3日(土)~12日(月)にかけて「贈るうつわ展」を開催。食卓を彩る陶器のうつわ、日々を楽しくする木工作品、ともに手仕事から生まれた一点ものばかり。どうぞ一期一会を楽しんで。
前編では金本美香さんと本間和花子さんの食卓を彩る陶器をご紹介。
※個展初日の入店について、一部時間帯に整理券が必要です。詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)、または公式オンラインショップをご確認ください。
絵画的なうつわで、日常にアートを
《金本美香》

多摩美術大学美術学部で染色を専攻し、2020年に陶芸の道へ。掻き落としの技法を用い、植物や動物、日々の暮らしから生まれるモチーフをうつわに刻む
絵を描くこと、立体物をつくること、そして削ることが性に合っているという金本美香さん。削りによって絵を描く「掻き落とし」という技法がぴたりとはまった。

手彫りした削り跡の窪みに、水彩画のように何層もの色を染み込ませていく。掻き落としならではのテクスチャーや色の重なりは、絵付けとは異なる奥行きのある表現を生み出す
「初期の頃は素地に細密で写実的なモチーフを黒絵の具で描き、それを削り落とすモノクロームの絵画的な表現が中心でした。最近はモチーフをできるだけシンプルに図案化し、カラフルに展開。新たな可能性や意外性のある、自分なりのデザインを模索しています」

うさぎ文淡彩プレート
図案化された植物のモチーフと躍動感あふれるうさぎが、淡い色彩で夢のように交わる。料理を盛るうつわとしても、飾り皿としても。

淡彩植物文MUG
彫りによる繊細な凹凸と、揺らぎのあるボタニカルカラーが織りなすアートなカップ。取っ手もまた作品の表情を生む大切な要素。
手仕事の揺らぎを楽しむ一点もの
《本間和花子》

日本大学芸術学部卒業後、栃木県益子町へ移住し、2020年より作陶をはじめる。益子の土を用い、掻き落としや染付けなどさまざまな技法で陶芸を楽しんでいる
「土や釉薬、細工の技法や焼成方法の組み合わせは数え切れません。それを全部試してみたい。実験と冒険を繰り返したい」と本間さん。最近はガラスにも興味を広げている。割りガラスを釉薬にのせて焼成すると、宝石のような表情が生まれることも。

染付けの魅力は、手作業から生まれる不均一さにある。釉薬が流れ、混ざり合った素材が一つひとつ違った景色を見せてくれる。炎がつくり出す唯一無二の表情に魅了される
今回の展示は掻き落としや染付けのうつわが中心。掻き落としは表面の微妙な凹凸を、染付けは釉薬の流れや鉄粉の吹き出しなど人の手ではコントロールできない部分にも注目を。

花紋7寸皿
表面に施した白泥を削り、素地との色の違いで模様を浮かび上がらせる掻き落とし。土の質感とオリエンタルな花の模様が味わい深い。

flying moth(オーバル)
幾何学的な模様と染付けによる揺らぎのバランスが心地よい一枚。土ものらしいどっしりとした存在感も魅力。小物置きに使っても。
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公式オンラインショップ
贈るうつわ展
会期|2026年10月3日(土)~12日(月)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※初日に整理券配布予定。
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
※Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を2026年10月6日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
text: Yukie Masumoto photo: Shiho Akiyama
2026年10月号「感性の刺激する場所へ。/九州」



































