いま気になる建築トピックス4選
|再生・文化・観光の最新トピックス
モダニズム建築の名作を保全活用するロールモデル、注目したい東京の建築など、いま気になる建築ニュースをピックアップ!
日本のモダニズムを支えた
アントニン・レーモンドの名建築のいま

明治生まれの実業家・赤星鉄馬の自邸であった「旧赤星鉄馬邸」。フランク・ロイド・ライトの助手でもあったアントニン・レーモンドが設計を手掛け、鉄筋コンクリート造地階付き2階建ての大規模住宅として1934年に竣工、2022年には国登録有形文化財となっている。

同邸を擁する東京都武蔵野市では、この環境を将来につないでいくための一環として、市民と保存活用の検討を重ねており、昨年10月から12月にかけて、実験的な利活用の場としてオープンガーデンを実施。市民の演奏会や子ども向けのワークショップ、庭園で酒の試飲会などを行った。この試みは大好評を博し、今年も開催する予定だ。

旧赤星鉄馬邸
期間|2025年10月7日(火)~12月25日(木)
住所|東京都武蔵野市吉祥寺本町4-26-21
問|武蔵野市
Tel|0422-60-1973
www.city.musashino.lg.jp ※2026年も開催検討中
世界的建築家・隈研吾氏が手掛けた
日本の出汁文化の発信地

醤油蔵に原点をもつ食品メーカー「久原本家」が展開するブランド「茅乃舎」が、銀座にフラッグシップストアをオープンした。店舗デザインの監修は、日本を代表する建築家・隈研吾氏。茅葺屋根を想起させる杉格子の庇を重ねた印象的なファサードは、銀座の街並みに新たな息吹をもたらす。

木の温かな風合いに心安らぐ店内では、選び抜かれた素材から生まれる出汁の奥深い世界を体験できる。1階では主力の出汁商品に加え、店舗の核となる乾物を単品で20種類以上用意。全国各地から選び抜いた鰹節や昆布、炭火手焼きあごやあご煮干しなど、多彩な商品を取り揃える。2階では東京銀座限定の特別感ある商品のほか、日本の食にまつわる美しい道具の販売や、ギャラリーとしての機能も備え、文化的な体験価値も提供。銀座の新たなランドマークとして期待が集まる。

東京銀座 茅乃舎
住所|東京都中央区銀座3-4-8
Tel|0120-84-4000
営業時間|11:00~20:00(年末年始の営業日・営業時間は要確認)
定休日|3月4日
www.kayanoya.com/shop/tokyoginza-kayanoya/
NHK大河ドラマの主人公
豊臣秀長ゆかりの郡山城へ

2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公・豊臣秀長が居城にした、奈良県の城。秀長の入城後に大規模な城づくりがなされ、大坂城を防衛する重要な城となった。3月に大河ドラマ館がオープンし、訪れる楽しみがさらに増えた。
郡山城跡
住所|奈良県大和郡山市城内町
Tel|0743-52-2010
開城時間|10〜3月7:00〜17:00、4〜9月は〜19:00
休城日|なし
料金|無料
www.yk-kankou.jp
秀長の紀州統治の拠点
和歌山城で聖地巡礼

日本三大連立式天守と称される天守を有する和歌山城。1585年に豊臣秀吉が紀州を平定し、弟の秀長に命じて創建した。藤堂高虎らが初代の普請奉行を務め、本格的な近世城郭の基礎を築く。天守閣のほか岡口門と土塀なども見どころ。
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和歌山城
住所|和歌山県和歌山市一番丁3
Tel|073-435-1044
開城時間|9:00〜17:30(最終入城17:00)
休城日|なし
料金|410円
https://wakayamajo.jp
text: Aya Honjo
2026年3月号「訪ねる建築 暮らす建築」



































