渋谷パルコ《キャンプ道具展》①
FEDECA[フェデカ]|鍛冶の技が光る日本製アウトドアギア
自然の恵みを活かす日本の道具には、日々の暮らしを豊かにする力がある。鍛冶職人の手仕事によって生まれたナイフや調理器具、チタン製カトラリーなど、上質なキャンプギアが揃う。東京・渋谷パルコのDiscover Japan Lab. では、2025年5月24日(土)~6月1日(日)にかけて《キャンプ道具展》を開催。FEDECAの折畳ナイフと、鍛冶の技が光る日本製アウトドアギアとは?
Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を5月27日(火)20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
FEDECA[ フェデカ ]
1895年創業、鍛冶の町・兵庫県三木市の鉄工メーカー「神沢鉄工」が2015年に立ち上げた刃物ブランド。使いやすい形状を大前提に、手に取りたくなる、使い続けたくなるデザインを追求。近年はキッチン周りのアイテムにも注力。
手に取りたくなるデザイン性と
使い続けたくなる機能性

昔は、刃物を使って自然の恵みをさまざまなものに加工していた。だが、残念ながら刃物を使う機会がぐんと減り、店によっては包丁を置かない飲食店もあるほど。
「本来、刃物は生きるための根源。調理から建築に至るまで、あらゆる場面で欠かせないツールでした。ちょっと大げさかもしれないですが、刃物を通じて生きる力を取り戻してほしいんです。そのきっかけづくりとして、我々はナイフなどのキッチンアイテムを提案しています」と話すのは、プレス担当の御守文紀さん。

熟練の職人がつくり上げるナイフはスーッと心地よい切れ味。キャンプ以外にも毎日使いたくなる抜群の使用感だ
FEDECAの顔ともいうべき折畳式料理ナイフの特徴は、折りたたみ式でありながら、包丁のような使用感が味わえること。一般的なキャンプ用ナイフは、押し切りすると指が当たり、調理のしづらさを感じる人も。しかしFEDECAのそれは全体をカーブ状に仕上げることで指がまな板に当たらず、スライスからみじん切りまで、難なくできる。老舗鉄工メーカーが手掛けているだけあって、切れ味のよさは言うまでもない。スタイリッシュなデザインも魅力で、重厚感のある持ち手は、握るたびに使う喜びを実感させてくれる。

ナイフはまだハードルが高い、と感じる方にはカッティングボードやドリッパースタンドをおすすめしたい。ネジなどの小さなパーツもすべて自社製。ユーザー目線の高い機能性と上品な佇まいが融合していて、本格キャンプはもちろん、自宅での日常使いにも大変重宝する。
日々の暮らしも豊かにする。
FEDECAのアウトドアアイテム
折畳式料理ナイフ(名栗ブラック)

刃先から持ち手にかけてカーブしているため、押し切りしても指が当たらずカットしやすい。折りたためるのに包丁感覚の使い心地。
ファセットカッティングボード
ブラックウォルナット

両端に傾斜をつけているので指がスッと入り、持ち運びしやすい。まな板としての利用のほか、サービングボードとしても活躍する。
バークランプドリッパースタンド 台座セット

置くだけで絵になる美しいデザイン。リング部分が可動するのでサーバーからマグカップ、グラスまでさまざまなサイズに対応。
コーヒーメジャースプーン(マルチカラー)

ドリッパースタンドとセットで使いたくなるクラフト感たっぷりのスプーン。持ち手の木目が美しい。使うほどに味わいが増す。
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本展作品の一部がオンラインで買える!
公式オンラインショップ
キャンプ道具展
会期|5月24日(土)~6月1日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
ext: Misa Hasebe photo: Shiho Akiyama
2025年6月号「人生100年時代、食を考える。」

































