京都人が太鼓判を押すお土産はコレ!
《生粋の京都人の美味しい京都座談会》
生粋の京都人で食を愛するお三方に6つのテーマを投げかけ、選りすぐりの店をご紹介いただきました。2時間ノンストップの鼎談では70軒近い店が出てきました。今回は、京都で育まれた味の数々。お菓子からお茶漬けまで京都人が太鼓判を押すお土産をご紹介。
持って帰れる京都の美味
笹岡 京都のお土産は本当に多岐にわたるけど、お菓子を選ぶならやっぱり「nikiniki」と「加加阿 365」でしょ(笑)。
鈴鹿・河内 ありがとうございます(笑)!
笹岡 「加加阿(かかお) 365」は、一年365日の各日ごとにデザインがあるから贈り物としてもいいね。
河内 鈴鹿さんのところの「nikiniki」はかわいいので子どもがすごく喜びますね。
鈴鹿 お菓子をもっと楽しく食べてほしいと思って考えたんです。その思いが伝わっていればうれしいですね。
河内 僕は和菓子も好きでよく買うんです。まだ新しいお店ですけど、西院にある「まるに抱き柏」の黒豆大福は、お餅が軟らかでフレッシュな感じがします。
鈴鹿 私は「麩嘉(ふうか)」の柏麩饅頭が好きで。5月に販売されるので、この時期よく買います。上生菓子を「塩芳軒(しおよしけん)」に求めに行くことも。こちらの干菓子の和三盆雪まろげも好きですね。口中でとろける感じが何とも言えず最高です。
笹岡 我が家では長男の誕生日は「マールブランシュ」のケーキだけれど、娘の誕生日はケーキじゃなくて「老松(おいまつ)」の和菓子を用意(笑)。「老松」はご進物にもよく使わせていただいている。
河内 ケーキではなく和菓子なんですね!僕はお二人ほど和菓子に詳しくないのですが、「聚洸(じゅこう)」のお菓子をいただいたときは、あまりの美味しさにビックリしました。
鈴鹿 「聚洸」のお菓子は華があってきれいですよね。
笹岡 日持ちのするお菓子がいい場合は、「緑寿庵清水」の金平糖かな。僕は季節限定の商品を選ぶことが多い。
鈴鹿 甘いものが苦手な方には「かね正(しょう)」のお茶漬鰻もいいですよ。すごく喜ばれます。ここの鰻はうちの娘も大好きで。お店に食べに行くと私の分まで取って食べるので、鰻のタレだけになったご飯を見て「え、私はご飯だけなの?」と、家族で笑っています。
河内 ご飯のお供でしたら、「たきものゑびす」のおじゃこも美味しいですよ。味が濃過ぎず飽きがこないので、うちの定番になっていますね。ここのおかかもおすすめです。
笹岡 僕が差し上げるご飯のお供は「御所雲月」の小松こんぶ。
河内 小松こんぶはうちの母も気に入って買っています。他府県の方にも喜ばれますね。
鈴鹿 京都の美味をぜひ持ち帰っていただきたいですね。
▼買って帰る京都
nikiniki
住所|京都市下京区四条西木屋町北西角
Tel|075-254-8284
マールブランシュ 加加阿 365
住所|京都市東山区祇園町南側570-150
Tel|075-551-6060
まるに抱き柏
住所|京都市右京区西院平町21
Tel|075-748-9650
麩嘉
住所|京都市上京区西洞院通椹木町上ル東裏辻町413
Tel|075-231-1584 ※要予約
塩芳軒
住所|京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
Tel|075-441-0803
老松 北野店
住所|京都市上京区社家長屋町675-2
Tel|075-463-3050
御菓子司 聚洸
住所|京都市上京区筋違橋町548-4
Tel|075-431-2800 ※3日前までに要予約
緑寿庵清水 京都本店
住所|京都市左京区吉田泉殿町38-2
Tel|075-771-0755
かね正
住所|京都市東山区大和大路通三条下ル2丁目新五軒町192
Tel|075-541-1171
たきものゑびす
住所|京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町743-1
Tel|075-464-0110
御所雲月
住所|京都市上京区寺町通今出川下ル二筋目角
Tel|075-223-5087
text: Mayumi Furuichi photo: Toshihiko Takenaka
Discover Japan 2022年11月号「京都を味わう旅へ」