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京都《鍵善良房》の岩山椒
|京都の伝統菓子とスパイス

2026.1.18
京都《鍵善良房》の岩山椒<br>|京都の伝統菓子とスパイス

和菓子の聖地・京都で、その発展に寄与したのは実はスパイスだったかも!?日本最古の菓子や、長寿を願った和菓子など、歴史を感じさせる名品から職人が趣向を凝らした銘菓まで、古都ならではの味を求めて。今回は、「鍵善良房」の山椒を使った和菓子の岩山椒をご紹介。

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小粒でもピリリ
リピーターも多い!甘×辛のバランスの妙

岩山椒は、求肥に山椒を加えてなめらかかつ、風味が飛ばないように火加減を何度も確かめながら銅鍋で練る。タイミングの見極めは、職人の経験がものをいう

「鍵善良房」といえば、「鍵もち」と「菊寿糖」が代表銘菓だが、この「岩山椒」も指名買いするファンがいる逸品だ。

「ほかにないおもしろい菓子をと考えたとき、京都の人が好きな山椒を使ってみたのではないかと思います」と15代目の今西善也さん。確かに、京都人は山椒が好きだ。でも意外と菓子に昇華したものは少ないが、これはシンプルながら癖になる味わい。こしあんを山椒風味の求肥で包んだもので、小ぶりサイズながら満足感がある。柔らかく香味を楽しめるように、山椒をあえてあんではなく求肥に加えているのだそう。あんはしっかりと甘みのある練りあんを使っており、ピリッとした辛みや青い香りに負けていない。かといって辛みが立ち過ぎないさじ加減はさすが。口にすると、ほどよくすがすがしい香りが広がり、後口がスッキリと爽やかだ。

花街の人々に長年愛されている黒板(950円)。コクのある黒糖を合わせた生姜糖で、のどがスッキリする、と飴のように楽しむ人も多い

実はここには、スパイスを使った菓子がもう一品。「黒板」という名の通りのルックスで、すりおろした生姜の香味が味わえる。どちらも京都の花街で愛されるだけあって、品のよい香りが身上だ。

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その名の通り、つんと切り立った岩のよう。中の練りあんと、しっとり柔らかな山椒風味の求肥が一体化して口の中で溶けていく
岩山椒 12個入 価格|2800円

鍵善良房 四条本店
住所|京都府京都市東山区祇園町北側264
Tel|075-561-1818
営業時間|9:30~18:00
定休日|月曜(祝日の場合は翌日休)
www.kagizen.co.jp

 

《かぎや政秋》益寿糖
 
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京都の伝統菓子とスパイス
01|《亀屋清永》清浄歓喜団
02|《鍵善良房》岩山椒
03|《かぎや政秋》益寿糖
04|《中村軒》しそ餅
05|《田丸弥》白川路
06|《局屋立春》柚子しずく

text: Kyoko Naito photo: Yuki Sato
2025年11月号「実は、スパイス天国ニッポン」

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