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列車と車でめぐりたい、
《南九州》の美味しい旅。|後編

2024.11.26 PR
列車と車でめぐりたい、<br>《南九州》の美味しい旅。|後編

2日目は「南九州DE超回復!きっぷ」を活用して鹿児島から宮崎の旅へ。さらに今回は「JR九州駅レンタカー」をお得に利用できるプランも活用し、列車ではアクセスしづらい高千穂観光もスムーズに楽しんだ。これも現在開催中の「南九州DE超回復キャンペーン」ならではの楽しみ方だ。

最後は南九州から北上し、大分へ。博多までの帰路の足は、別府・大分・由布院〜博多を結ぶD&S列車「かんぱち・いちろく」で決まりだ。

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心の深呼吸ができる安らぎの駅

2日目も「南九州DE超回復!きっぷ」を活用して南九州を旅していく。最初の目的地は2024年3月にリニューアルした霧島神宮駅。

鹿児島中央駅発、日豊本線の特急列車に揺られること約50分、霧島神宮駅に到着。ホームから改札へ向かうコンコースは鳥居が連なっているようなつくりで、どこか神秘的な雰囲気。聞くと使用している木材は県産の杉で、空間を包み込む香りに癒される。

駅構内には焼物や木製品、和紙など全国各地の手仕事の品を集めたショップ「慈慈(じじ)」、霧島産の有機蕎麦粉を100%使用したガレットが人気の「Quili(きり)」があり、駅が目的地になりえそうなほど楽しみが充実。

駅から線路沿いに少し歩くと倉庫として使われていた石蔵を中心にプライベートサウナ「閃閃」、オールデイズラウンジ「光芒」、アートギャラリー「天地人」もあり、それらすべて鹿児島県を拠点とするデザイン会社「IFOO」が手掛けているもの。

同社は“時間の中に埋もれた価値に光を当てる”を理念にしている。古い建造物がいまのライフスタイルにアップデートされたデザイン性にも注目したい。

産地だからこそできる食体験

霧島神宮駅から再び日豊本線の特急に乗車。実は鹿児島市中心部から宮崎市中心部までは、車よりも日豊本線の特急列車を使った方が時間的に早いのはあまり知られていないところ。
そういう意味でも「南九州DE超回復!きっぷ」は南九州エリアの旅行に重宝しそうだ。

開放的なビーチが広がる青島駅から青島神社を参拝し、昼食はJR九州が手掛けるD&S列車「36ぷらす3」の料理を長年担当している「季節料理かわの」へ。

世界的に注目を集めるブランド牛を使う、尾崎牛ステーキ丼(2860円)は軟らかな肉質ながら、噛むほどに奥深い旨みが広がる、まさにここでしか堪能できない逸品。

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目の前に広がる高千穂の自然

その後、訪れたのは日本神話ゆかりの地・高千穂町。天安河原や高千穂神社など、神話にまつわる神社が有名だが、今回の旅では深い森や幽玄の渓谷、雄大な山々が織りなす絶景を堪能するべく「高千穂あまてらす鉄道」のグランドスーパーカートに乗車。

ゆっくりと走るスーパーカートから眺望する高千穂の自然美に圧倒された往復5.1㎞、30分。日常の喧騒を忘れる体験に癒された後は、九州旅の最後を締めくくる、JR九州のD&S列車「かんぱち・いちろく」に乗車するべく、大分へ向かう。

南九州の旅の最後は、列車の中で大分を味わい尽くす

「南九州DE超回復!きっぷ」は日豊本線延岡駅の先、市棚駅までがフリー区間内に設定されているので、賢く使って、ぜひ大分や別府を目指してほしい。

博多までの帰路は、2024年4月に運行を開始したD&S列車「かんぱち・いちろく」をおすすめしたい。別府・大分・由布院から博多へ向かうのが「特急いちろく号」で、火・金・日曜に1日1便、のんびり約5時間をかけて運行する。

いちろく号では、大分県内にある飲食店が曜日ごとに手掛けるガストロノミー弁当が供され、地産の味を楽しめる。
また、車内を彩るアートは大分を拠点とするアートNPO法人「BEPPU PROJECT」がディレクションし、より沿線の風土や文化を感じられるのも魅力だ。

ちなみに、「かんぱち・いちろく」の車両をデザインしたのは、前述した霧島神宮駅のプロジェクトを一手に担っているIFOO。住宅デザイン会社ならではの居心地のよい空間は、これまでのD&S列車とは異なる魅力ともいえよう。

また運行中には、ふたつの「おもてなし駅」で地元住民が出迎えてくれ、地域の名産品などが購入できる。九州旅の土産品としてはもちろん、彼らとの会話も愉しんで旅を終えてほしい。

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「南九州DE超回復キャンペーン」の期間中は、熊本・宮崎・鹿児島の九州新幹線、在来線特急列車、普通・快速列車の普通車自由席に、連続する3日間だけ乗り降り自由。JR九州インターネット列車予約限定版のほか、専用アプリmy route版もあり、それぞれ購入できる期間や金額、子ども料金設定の有無などが異なる。

詳しくは公式サイトの新着情報から「南九州DE超回復!きっぷ」を見てほしい。南九州から博多まで、九州の“いま”を満喫する、列車とレンタカーを活用した旅をこの秋〜冬にぜひ。

 

≫公式サイトはこちら
 

text: Tsutomu Isayama photo: Robert Ippei

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