HOTEL

HOSOO RESIDENCE<ホソオレジデンス>
京都の老舗西陣織店「細尾」が手掛ける「一日一組限定」の極上宿

2017.9.22
HOSOO RESIDENCE<ホソオレジデンス><br>京都の老舗西陣織店「細尾」が手掛ける「一日一組限定」の極上宿

世界のトップメゾンを相手に、西陣織の技術を用いたテキスタイルを提供する、老舗西陣織ブランド「HOSOO」が、伝統工芸を現代のライフスタイルに取り入れた宿泊施設「HOSOO RESIDENCE」をオープン。その全貌を紹介する。

伝統技術を贅沢に取り入れた、こだわりが光る内装に注目

建物は約100年前から佇む京町家をフルリノベーションした、工芸建築の贅沢なつくりだ。さらに室内は細部にまでこだわりが詰まっている。

客室のベッドは1830年の創業以来、京都で寝具をつくり続けるイワタのものを使用、谷崎潤一郎の陰翳礼讃を彷彿とさせる障子や、装飾にHOSOOのテキスタイルを使用したスピーカー、光の変化が美しい白砂利だけのミニマムな庭などが設けられている。

こだわりその1:庭が一望できる黒漆喰の浴室

水酸化カルシウムを主成分とした建材、黒漆喰(くろしっくい)と左官の研ぎ出しの技術により特注された浴室からは、白砂利の神秘的な庭が望める。

こだわりその2:京都の異なる3種類の土を使用した土壁

京都を中心とした3種類の異なる土を使用した土壁。数百年かけてつくられた各土地の自然の色が美しい。飛鳥時代から伝わる、土を突き固めて建物の土壁等をつくる左官の技術である版築(はんちく)により仕上げている。

この贅沢な空間で過ごすことができるのは1日1組のみ。プレミアムな宿で、日本が誇るものづくりの価値を体感してみては。

 

-細尾とは-

1688年、京都西陣に大寺院ご用達の織屋として創業。現在は、伝統的な西陣織の技術の継承をしつつ、世界のラグジュアリーマーケットを相手に革新的なファブリックの開発にも積極的に取り組む

 

HOSOO RESIDENCE
住所:京都府京都市中京区両替町通二条上ル北小路町98-9
定員数:大人2名
料金:1棟1泊7万5600円(サ料込)
問:細尾 TEL:075-441-5189
www.hosoo-residence.com

(text:Discover Japan)


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