みなとみらい《横浜美術館》
4年ぶり全館リニューアルオープン!
記念展「おかえり、ヨコハマ」で自由なアート体験を。

大規模改修のため、約3年にわたり休館していた、みなとみらいにある「横浜美術館」が2025年2月8日(土)に全館リニューアルオープンを迎えた。リニューアルオープン記念展として、「おかえり、ヨコハマ」も2025年2月8日(土)から6月2日(月)にかけて開催。港町・横浜で、自由なアート体験をしませんか?
港町の美術館、 4年ぶり全館オープン

みなとみらいの高層ビルと緑豊かなグランモール公園に佇む「横浜美術館」。大規模改修のため、約3年にわたり休館した後、2024年の第8回横浜トリエンナーレでリニューアルオープン。コレクションの整備などによる再休館を経て、2024年11月に一部開館。そして、2025年2月8日(土)に4年ぶりに全館オープンした。
今回のリニューアルで、建築家・丹下健三が設計した、本館を象徴する大空間「グランドギャラリー」は、より自由でひらかれた「じゆうエリア」として生まれ変わった。また、新設された「ギャラリー8」「ギャラリー9」や美術図書室、ミュージアムショップ、カフェなど、あらゆる人を歓迎し、どんな人の居場所にもなる空間を設けている。
「みなとが、ひらく」というミュージアムメッセージの下、多様な文化や価値観が交錯する「港」のような場を目指していく。
リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」

アクリル絵具、カンヴァス 227.0×182.0㎝ 横浜美術館蔵
©YoshitomoNara
2025年6月2日(月)まで、開館記念として「横浜」をキーワードにさまざまな人々を迎え入れたいとの想いを込めた「おかえり、ヨコハマ」展も開催中。
横浜美術館館長・蔵屋美香さん自らが企画した展覧会で、横浜美術館コレクションの名作の数々を新たな視点で紹介する。

油彩、カンヴァス 130.0 × 89.0 cm 横浜美術館蔵
本企画展では、セザンヌやピカソ、マグリット、奈良美智など近代美術の名作から現代美術の作品まで堪能することができるのも見どころの一つ。
また、子どものために作品を選び、見やすいよう工夫して展示する「子どもの目でみるコーナー」なども会場内に設けているため、子どもと一緒にアートを楽しむのもおすすめだ。
リニューアル後のコンセプトである「多様性」をキーに、絵画や写真、工芸、映像などの作品・資料から、新たな横浜の歴史を発見してみては。

横浜美術館
全館オープン日|2025年2月8日(土)
住所|神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
Tel|045-221-0300
開館時間|10:00~18:00(最終入館17:30)
休館日|木曜、年末年始 ※展覧会によって異なる
https://yokohama.art.museum
リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」
会期|2025年2月8日(土)~6月2日(月)
休館日|木曜(3月20日は開館)、3月21日
料金|一般1800円、大学生1500円、高中生900円、小学生以下無料
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text: Discover Japan
2025年3月号「ニッポンのまちづくり最前線」