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キャンピングカーの魅力、徹底解剖!
全国目的別おすすめキャンプ場を紹介!

2019.8.22
キャンピングカーの魅力、徹底解剖!<br>全国目的別おすすめキャンプ場を紹介!

全2回の《キャンピングカーの魅力、徹底解剖!》後編は、キャンピングカーの達人・岩田さんが全国のキャンプ場をめぐりながら旅をしてきた経験を基に、おすすめのキャンプ場を目的別に厳選。好みや遊び方に応じてフィールドを選んでみよう!

キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター
岩田一成さん
1971年、東京都生まれ。出版社勤務を経てフリーライターに。家族とキャンピングカーで1000 泊以上の旅をした経験を基に、メディアやイベントで魅力を発信中。著書に『至福のキャンピングカー入門』(グラフィス)がある

私にとってキャンピングカーは、「家族と充実した時間を過ごすための最強ツール」だ。子どもが乳幼児の頃から日本中をキャンピングカーで駆け回り、旅をともにする中で家族の絆を育み、旅を通じて子育てをしてきた。

旅のスタイルは、キャンプ場をめぐりながら、観光名所やその土地の美味しいもの、温泉などを楽しむのが基本。キャンプは、旅の「手段」であると同時に、「目的」でもある。

仕事のストレスから切り離されたいときは、開放的なフィールドでゆったり時間を過ごし、夜は焚き火をしながら自らをリ・クリエイション(再創造)する。子どもと思いっきり遊びたいときは、遊びが充実したキャンプ場で少年時代に戻ってはしゃぎ回る。

絶景も、グルメも、温泉も、キャンプ場で過ごす穏やかな時間も、すべてを家族で共有できるのがキャンピングカーの魅力。キャンピングカーの旅は、我が家にとって「人生そのもの」だ。

 

気軽に! 快適性を求めるなら関東近郊のキャンプ場へ

都心からアクセスしやすい関東近郊エリアには、快適な高規格キャンプ場を中心に魅力的なフィールドが点在している。

富士山を眺めてのんびり過ごしたい!
「ふもとっぱら」

広大な草原のキャンプサイトから富士山を眺められるため、写真愛好家からも人気が高い

開放感あふれるフィールドで、雄大な富士山を眺めながらのんびりとキャンプを楽しみたい。そんな贅沢な希望をすべてかなえてくれるのが、このキャンプ場。区画がなく、好きな場所に設営できるのも魅力だ。

住:静岡県富士宮市麓156
電:0544-52-2112 (8:30~17:00)
IN:8:30~17:00 OUT:14:00
料:2~5人用テント(車両1台含む)1張3500円
キャンピングカー/中大型車1台4500円ほか
交:車/東名高速道路富士ICまたは新東名高速道路新富士ICから約40分

ペットを連れてキャンプを楽しみたい!
「北軽井沢スウィートグラス」

128㎡の広々とした空間を木柵で囲ったフリードッグサイトは、車1台+テントの設営が可能。ウッドチップが敷き詰められた快適なサイトで、最大3頭の愛犬とノーリードで過ごせる。場内には、自由に使えるドッグランも完備

豊かな自然と快適な設備のバランスが絶妙な、関東近郊随一の人気キャンプ場。自然豊かな浅間高原にある3万坪の広大な敷地には、フリードッグサイトも完備。愛犬家キャンパーからも人気を集めている。

住:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
電:0279-84-2512
IN:キャンプサイト13:00~18:00 OUT:11:30
料:浅間ビューサイト(定員5名、車両1台含む)1泊2名2500円~+1名500円、
大・中型犬800円~
小型犬600円~ほか ※ペットは2頭まで
交:車/上信越自動車道碓氷軽井沢ICから約50分

子どもと一緒に思いっきり遊びたい!
「イレブンオートキャンプパーク」

キャンプ場には珍しく、ラジコンを持ち込んで自由に走らせられるサーキットも完備

小さな子ども連れにはぴったりのキャンプ場。場内には、トランポリン、釣り堀、クライミング、ラジコンコースなど、遊びの施設が目白押し。アクアラインを使って都心から約1時間と、アクセスも良好だ。

住:千葉県君津市栗坪300
電:0439-27-2711
IN:13:00 OUT:11:00
料:入場料大人1080円、子ども(3歳以上)540円、2歳以下無料
+テントサイト施設利用料
(車両1台含む)1泊大人1080円、子ども540円
※GW、お盆など3連休以上の休みは+1080円
交:車/東京湾アクアライン連絡道経由圏央道木更津東ICから約15分

 

“キャンパーの聖地”北海道のキャンプ場へ

豊かな自然に恵まれた北海道には、日本離れした好ロケーションのキャンプ場が点在。無料のキャンプ場が多いのも魅力。

大自然を目の前に快適キャンプがしたい!
「噴火湾パノラマパーク オートリゾート八雲」

北海道では珍しい高規格キャンプ場。快適性と豊かな自然環境が絶妙に融合している

道南エリアで、最も開放的な景色を堪能できるのがここ。大きな青空と豊かな緑に囲まれたサイトは、目の前に噴火湾を望む最高の環境。美しく整備された場内と充実した設備で、初心者でも快適に過ごせる。

シーズン期間:~11月10日(日)
住:北海道二海郡八雲町浜松368-1(北海道立噴火湾パノラマパーク内)
電:0120-415-992(月~金曜10:00~17:00)
IN:カーサイト13:00~ OUT:11:00
料:入場料大人1000円(土・日曜、祝前日、夏期は1030円)、小学生500円(土・日曜、祝前日、夏期は520円)、幼児無料
+カーサイトABD1泊
3000円、(土・日曜、祝前日は3600円)ほか
交:車/道央自動車道八雲ICから約10分

北海道ならではのキャンプがしたい!
「風に手のとどく丘キャンプ場」

ゆったりと区画された牧草のキャンプサイトは開放感抜群。夜は、オーナー手づくりの石の炉で焚き火をしながら満天の星を眺めよう

管理棟やサイト内で絶品のジンギスカンを味わえる、富良野エリアの人気キャンプ場。朝には、穏やかな田園風景が広がるサイトに放牧された羊が遊びにやってくる。まさに、北海道の魅力が凝縮された空間だ。

シーズン期間:~9月30日(月)
住:北海道空知郡中富良野町ベベルイ
電:0167-44-3977(9:00~17:00)
IN:13:00~17:00 OUT:10:00、
料:利用料大人・中学生以上800円、小学生以下400円、犬猫1匹200円
+オートサイト料1000円またはキャンピングカーサイト1500円ほか
交:車/道央自動車道滝川ICから約60分、電車/JR中富良野駅から車で約15分

絶景を見渡しながら開放感に浸りたい!
「とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場」

キャンプサイトは海水浴場に隣接しており、サイトからは、日本海に浮かぶ天売島・焼尻島が一望できる。晴れた日には写真のような美しい夕陽を眺めながら過ごすことも。また、温泉施設も隣接しているので、使い勝手がよい

小樽~稚内をつなぐオロロンラインの中間にあるキャンプ場。高台にある区画サイトは、北海道でもトップクラスの広さ。雄大な日本海と緑の草原に建つ白い風車群を一望しながら、至福のキャンプを満喫できる。

シーズン期間:~9月30日(月)
住:北海道苫前郡苫前町字栄浜67-1
電:0164-64-2339(9:00~17:00)
IN:12:00~17:00 OUT:11:00
料:オートキャンプサイトA(電源・炊事ユニット付)1区画4100円、オートキャンプサイトB(全面芝生)1区画2050円ほか
交:車/深川留萌自動車道
留萌大和田ICから約60分

森の中にある湖畔で秘境感を味わいたい!
「朱鞠内湖畔キャンプ場」

伝説の魚・イトウが生息する神秘の湖「朱鞠内湖」では、釣りをはじめ、夏にはカヌーなども楽しめる。湖畔際にキャンピングカーを乗り入れるには、林を抜けていくので高度な運転技術が必要。車体の大きさなど事前に確認を

自然豊かな北海道の中でも、トップクラスのロケーションが魅力。幻想的な雰囲気を醸し出す朱鞠内湖の湖畔に、林間サイトが広がっており、湖畔際、林間際と好みの場所に車を止めてのキャンプが楽しめる。

シーズン期間:~10月下旬
住:北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内
電:0165-38-2101(8:00~17:00)
IN&OUT:8:00~17:00の受付時間内
料:キャンプサイト1泊大人600円、小人300円、電気使用料200円ほか
交:車/道央自動車道士別剣淵ICから約50分、電車/JR士別駅または名寄駅から車で約40分

SLが場内を走る唯一無二のキャンプを体験!
「丸瀬布いこいの森オートキャンプ場」

林間のフリーサイトと、区画した芝地のオートサイトがあり、キャンパーの好みで選べる

雄大な山々に囲まれた、森林公園内にある自然豊かなフィールド。場内を本物のSLが走る全国的にも珍しいキャンプ場で、大型遊具やゴーカート、ローラースケートなど、子どもの遊び場も充実している。

シーズン期間:~10月20日(日)
住:北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利80
電:0158-47-2213(丸瀬布総合支所産業課8:45~17:30)、土・日曜、祝日は0158-47-2466(郷土資料館 8:45~17:00)
IN:13:00~17:00
OUT:11:00
料:入場料大人(高校生以上)500円
小学生以上300円+第1オートサイト(電源付)1泊2500円、第2オートサイト(電源なし)1泊2000円、フリーサイト(軽自動車以上)1泊500円ほか
交:車/旭川紋別自動車道丸瀬布ICから約15分、電車/JR丸瀬布駅から車で約15分

監修・文・写真=岩田一成
2019年9月号 特集「夢のニッポンのりもの旅」

《キャンピングカーの魅力、徹底解剖!》
1|“走る家”で旅をもっと自由に
2|全国目的別おすすめキャンプ場を紹介!

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