TRAVEL

柴咲コウさんと行く、
東京の“奥”、多摩への《エコツーリズム》
Tokyoの大自然にはサステイナブルへの気づきが詰まっていた

2023.9.20 PR
柴咲コウさんと行く、<br>東京の“奥”、多摩への《エコツーリズム》<br><small>Tokyoの大自然にはサステイナブルへの気づきが詰まっていた</small>
秋川渓谷の絶景に包まれながら深呼吸する柴咲さん。「人の営みにおいて自然と触れ合うことは必要な行為。心がほぐされるだけでなく、自然物に対する新しい気づきも得られます」

大都会東京に、豊かな緑が広がる大自然が存在することをご存じだろうか。今回、自らのライフスタイルにサステイナブルを取り入れ、さまざまな方面で発信している柴咲コウさんと多摩エリアを訪れた。そこで待っていた、感性に響く東京エコツーリズムの魅力とは――。

柴咲コウ(しばさき・こう)さん
俳優、歌手、「Les Trois Graces」代表。NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』主演など、数々の名作ドラマ、映画に出演。2016年、持続可能な社会をつくるために「Les Trois Graces」を設立。9月15日(金)より最新出演映画『ミステリと言う勿れ』が公開

エコツーリズムとは・・・
地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みのこと(参考:環境省)

大自然の中で育まれた文化を、
見て、触れて、味わう旅。

忙しい日々を忘れ、ローカル特有の自然や文化を全身で体感する――。こうした旅のかたちは、移り変わりの激しい現代社会で暮らす人たちに、ひとときの癒しを与えてくれる。その旅先としておすすめしたいのが「もうひとつの東京」と呼ばれる多摩エリアだ。東京23区の西側に広がるこの地は、四季で表情を変える美しい湖やダイナミックな渓谷、雄大な山など、東京とは思えない大自然が広がっている。さらに、近年は移住者による新しいカルチャーの萌芽もめざましく、多様な魅力にあふれている。

今回、多摩エリアの最深部へ訪れたのは柴咲コウさん。俳優、歌手として第一線で活躍するだけでなく、豊かさの本質に触れながら、環境に配慮した衣・食・住のプロダクトやコンテンツ開発を行う会社を立ち上げるなど、いち早くサステイナブルな活動も実践。都心で生まれ、幼少期より自然をこよなく愛し、北海道の大自然の中にも拠点をもつ彼女は、国内外を旅することで日々、クリエイティビティの感性を磨いているという。

「旅や自然からさまざまな刺激を受けて変化を楽しむのが私のライフワーク。このエリアを訪れるのは、20代の頃以来はじめてなので楽しみです」

緑に包まれ、開放感あふれるテラスで柴咲さんと語り合うVERTEREの鈴木光さん(中央)と辻野木景さん

まず訪れたのは、奥多摩のクラフトビール・ブルワリー「VERTERE(バテレ)」だ。代表・鈴木光さんとブルワー・辻野木景さんは、この地の大自然に魅了され、2015年に創業。「飲んだ人の価値観を変えるビール」を目指し、レシピを固定せず進化と変化を繰り返す多彩なビールは、業界の中でも厚い支持を集めている。心地よいテラスで試飲しながら、その物語や醸造のこだわりを聞いた柴咲さんがこう話す。

VERTEREのために、わざわざ奥多摩に訪れるファンも多い

「喧騒から離れ自然に囲まれた最高のロケーション。お二人が奥多摩でビールを飲んだときに感じられた心地よさ、その想いを共有するために醸造をはじめられた、という純粋な気持ちが味わいに凝縮されていました。奥多摩に新しい文化を生み出されているのも素晴らしいです」

併設のショップでは缶も購入できる

VERTERE
奥多摩駅前で多彩なビールを醸す気鋭のブルワリー。タップルームでは趣深い家屋と広々としたテラスで、約10種類のクラフトビールが味わえる。現在、地域の観光業促進と、国内外により広くビールを届けるための「VERTERE ビール工場新設ファンド」を行っている。

住所|東京都西多摩郡奥多摩町氷川212
Tel|0428-85-8590
営業時間|Taproom11:00~19:30(L.O.18:30)、Bottle Shop10:00~18:00
定休日|月~金曜(Taproomは祝日休)
http://verterebrew.com

読了ライン

続いて足を運んだのは秋川渓谷。あきる野市から檜原村に及ぶ全長約20㎞の渓谷の中でも、とりわけ美しいのが石舟橋から眺められる絶景だ。初秋の澄みきった空気の中、柴咲さんは鳥のさえずりに耳を傾けながら目を細める。

「年を重ねて自然に対する解像度が高くなり、畏敬の念を抱くようになってさまざまな場所を訪れましたが、こんなに緑が深く、壮大な渓谷が東京にあることに驚きます。太陽の光、風の感触、草木の匂い……、五感で楽しみながら歩くだけで心が洗われます」

 

秋川渓谷 石舟橋
首都圏に最も近い森と渓谷の山岳公園「秩父多摩甲斐国立公園」の秋川に架かる全長96mの橋。森林美と渓谷美にあふれ、11月中旬から12月初旬には息をのむほど美しい紅葉が一帯に広がる。橋から徒歩5分の場所にある温泉施設「秋川渓谷 瀬音の湯」も人気。

住所|東京都あきる野市乙津
問|あきる野市 商工観光部 観光まちづくり推進課 あきる野フィルムコミッション
Tel|042-595-1135
www.akiruno-film.jp

木の温かみにあふれる空間は、都心や他県から訪れるファミリーにも人気。「子どもの頃から木に触れることは大切だと思います」と柴咲さん

そして最後に、「東京の森」と呼ばれる「檜原 森のおもちゃ美術館」を訪れた。同施設は、森林率93%という、檜原村の豊かな森の恵みを生かした体験型美術館。村で育った杉や檜などを再利用した建物と多彩なおもちゃで、多世代の人と森をつなぐ「木育(もくいく)」の機会を創出している。柴咲さんは館内をめぐり、童心に還ったような笑顔でおもちゃに触れながらこう話す。

「いまの時代はデジタルに触れる機会が多いですが、身体を使って木の温もりに触れることが大事だと再認識しました。エシカルや木育を押しつけるのではなく“楽しい”を介して伝えていらっしゃる取り組みに共感します」

檜原村の杉や檜の柔らかい形状を生かしたキャンドルホルダー(4㎝/1320円~)が人気。暗い場所で火を灯せば、年輪が美しく浮かび上がり、リラックス空間を演出する
施設内には、林業の概念を変えた「東京チェンソーズ」が運営するショップも併設。地域の作家の作品も販売している

檜原 森のおもちゃ美術館
島を除けば、東京唯一の村にある体験型美術館。地域で親しまれていた旧北檜原小学校跡地に新しく建てた、木造2階建ての建物の内装材は、すべて檜原村内産の木材を使用。多彩なおもちゃやワークショップなどで木のもつ素晴らしさや檜原村の魅力を伝えている。

住所|東京都西多摩郡檜原村小沢3783
Tel|042-588-4044
開館時間|10:00~16:00(最終入館~15:30)
入館料|大人1000円、小学生700円(生後6カ月未満は無料)
休館日|木曜、年末年始
www.hinohara-toymuseum.com

最後に、今回のエコツーリズムで多摩エリアをめぐった感想をうかがった。

「都心から約90分のアクセスで、大自然と向き合える魅力的なスポットがたくさんあることにあらためて感動しました。ここでしか感じられない豊かな気づきがあり、まだまだ新しい発見もあると思うので、何度でも訪れたいです」

読了ライン

柴咲コウさんが東京・多摩をめぐる
特別動画も公開予定!

東京の魅力を国内外にPRするアイコン。筆文字とゴシック体で、江戸から続く伝統と最先端の文化が共存する東京の特色を表現。「Tokyo Tokyo|東京ブランド公式サイト」では、東京の魅力が詰まった多彩なコンテンツを公開中!

 

≫詳細はこちら

 

シャツドレス5万2800円(RUMCHE)問|BRAND NEWS Tel|03-3797-3673
ピアス16万1700円(REPOSSI)問|レポシ日本橋三越本店 Tel|03-6262-6677

ワンピース7万9200円(YACCOMARICARD)問|ワイエムファッション研究所 Tel|03-3499-4093
ピアス3500円(graey)問|graey https://graey.jp/
右手 人差し指のリング 7万7000円(:CAFCA)問|Harumi Showroom Tel|03-6433-5395
右手 薬指のリング11万7700円(PRMAL)問|PRMAL support@prmal.com

text: Ryosuke Fujitani photo: Norihito Suzuki stylist: Kei Shibata hair & make-up: Sakura
Discover Japan 2023年10月号「私を癒す15の旅。/九州」

東京のオススメ記事

関連するテーマの人気記事