《GRATITUDE/グラティチュード》
ステンドグラス×日本文化
ガラスアートで涼をとってみませんか?
洗練された美しさの中に、懐かしさを感じるガラスアート。アーティスト・ひらのまりさんが手掛けるアートメゾン「GRATITUDE」による、日本の食品サンプルの技術を用いたアートは、夏の自宅を涼やかに彩ってくれる。
渋谷パルコのDiscover Japan Lab.では、2022年7月4日(月)~7月15日(金)にかけて企画展「GRATITUDE-ver.000-企画展」を開催!企画展にあわせて公式オンラインショップでも販売します。
ひらのまり
和歌山県岩出市生まれ。ステンドグラスを用いたアートを中心に制作。会社員時代に出合ったステンドグラスに魅せられ2018年よりInstagramにて活動し、翌年からステンドグラスと食品サンプルを融合させた作品でアートイベントへの参加や個展を開催。「Independent Tokyo 2019」にて独自の作風が多くの審査員の目を惹きつけ複数部門で受賞。
食品サンプルと掛け合わせ、非日常を表現
何気ない風景の中に違和感を想起させる「GRATITUDE」のステンドグラスアート。作品を手掛けるひらのまりさんは、アパレル会社員時代に布よりもガラスの質感、西洋から伝わってきたステンドグラスの文化や技法に魅了され制作活動をはじめた。ガラスの断片を繋ぎあわせることで成り立つステンドグラスに、ひらのさんが加える「間」は、日本文化との親和性を高め、独自の作風を生み出している。そこには変わらないものも変わり続けるものも根本はひとつである、とする不易流行の精神性が反映され、作品を通して新しい在り方への模索と物事の本質とは何かを問い続ける。
「GRATITUDE」とはどんな想いではじまったブランドなのだろうか。
「私は自分なりのスタンスで、アートの概念や価値といったものと向き合いながら作品を制作してきました。すべての人の日常にアートを届けるためにはどうすればよいのか、いつの頃からか、そんな強い想いを日々巡らせるようになりました。そこで思い至ったのがアート・メゾンという新しいアートの在り方。企画から流通までを一貫して担うステンドグラスのブランドの構築、これが私の思い描く未来への第一歩となりました」
そんなGRATITUDEの代名詞にもなっているのが、“模倣”や“ニセモノ”をテーマにした「IMITATION」シリーズ。ステンドグラスの技術と日本の文化でもある食品サンプルの技術を掛け合わせて生まれたこの作品は、ひらのさんが喫茶店のショーケースに並ぶ食品サンプルを見て、「想像力を膨らませてくれる食品サンプルもアートでは?」と感じたことにより誕生した。
自分だけのアートな「床の間」
今回新たに登場した「床の間」をテーマにした「OKIDOKO」シリーズ。かつての日本人にとって自宅にある“小さな美術館”だった床の間という空間を、現代人にも再提案したいという想いで生まれたとひらのさん。
「家の中に“あなただけの小さな美術間”があってもいいんじゃないかと床の間を再解釈してみようと思いました。そこで着想を得たのが床の間のひとつでもある置床。OKIDOKOはあなたが好きなものを置く場所です。自分の好きなものを置いてアートを完成させてください」
「完成図を頭で想定してからつくります」
渋谷パルコ「Discover Japan Lab.」で開催される企画展「GRATITUDE-ver.000-企画展」では、今回紹介した「IMITATION」や「OKIDOKO」シリーズをはじめ、ブランドの世界観を存分に味わえる作品が揃います。
公式オンラインショップでも購入いただけます。ぜひこちらもチェックしてみてください!
GRATITUDE-ver.000-企画展
会期|2022年7月4日(月)~7月15日(金)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00 ~ 20:00 ※時短営業中
定休日|不定休
※最新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。