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世界の納豆を食した高野さんイチオシ、全部食べれば納豆マニア!納豆四天王
《高野秀行さんに学ぶ、納豆の豆知識》

2021.7.12
世界の納豆を食した高野さんイチオシ、全部食べれば納豆マニア!納豆四天王<br><small>《高野秀行さんに学ぶ、納豆の豆知識》</small>

世界各地の納豆を食し、国内でも仕事や旅行で出掛けると現地のスーパーでの納豆ハンティングを欠かさない。そんな高野さんがおすすめする、「取り寄せてでも食べたい納豆」4選をご紹介!

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バランスがよく飽きがこない
普段使いの納豆としておすすめ
つる姫納豆/東京・青梅

高野さんが「近所のスーパーで見つけて購入し食べて以来気に入り、普段使いの納豆として常備している」という「つる姫納豆」。大粒で、ふっくらとした食感の中に豆本来の旨みや甘みがバランスよく味わえる。そのままご飯にかけていただくスタンダードな食べ方ももちろんいいが、薄くスライスしたナスの上に納豆をのせてチーズをかけ、グリルやトースターで焼くと絶品おつまみに。

おすすめの食べ方
そのまま/ナスと納豆のチーズ焼き

つる姫納豆
価格|160円
内容量|50g×2個
原材料|納豆(北海道産大豆、納豆菌)、たれ、からし
問|菅谷食品
Tel|0428-24-7010
https://www.sugaya.co.jp/

社長の思いが詰まった
こだわりの藁苞(わらづと)納豆
本作り納豆(小粒)/東京・府中

本当に美味しい納豆を求めて、原料選びから製法、調味液までこだわり抜いてつくる登喜和食品の納豆。現代日本では貴重な存在となった藁苞に仕込んで発酵させた「本作り納豆」は完全受注生産でひとつずつ手づくりされている。薬味と混ぜるとさらに納豆の風味が引き立つ。「我が家では鰹節やオクラ、ネギなどをよく混ぜます。そこに七味、ラー油などをお好みで垂らすと、酒の肴にも」。

おすすめの食べ方
そのまま/ネギ+鰹節+オクラ+七味+ラー油でおつまみとして

本作り納豆(小粒)
価格|700円(完全受注生産)
内容量|100g
原材料|茨城県産 納豆小粒大豆、たれ、からし
問|登喜和食品
Tel|042-361-3171
http://www.tokiwa-syokuhin.co.jp/shopcate01.html

旅先で出合った
忘れられないキャンプ飯
最上納豆 ゴールドA/山形

奥さまと飼い犬のマドとともにキャンプに出掛けることも多いという高野さんは、現地のスーパーで必ず「その土地でしか手に入らない納豆と地酒を買う」そう。特に山形で出合った納豆は忘れられない。「パッケージのインパクトで選んだものの、食べてみてその美味しさにびっくり。歯応えがあり、地元の日本酒との相性も抜群でした」。キャンプでは海苔で巻いた納豆を肴にして食べるのが常。

おすすめの食べ方
そのまま/海苔を巻いて日本酒と合わせて

最上納豆 ゴールドA
価格|130円
内容量|100g
原材料|国産大豆、納豆菌
問|篠原商店
Tel|0233-22-3300
http://www.mogaminatto.com/

そのまま食べてもサラダにしても
豆として料理に使える納豆
大保納豆 たまふくら/秋田

高野さんが考える納豆の本場・秋田県でつくられる納豆。日本で一番大粒とされている黄大豆の「たまふくら」を使用し、ふっくらとした食感が特徴の「大保納豆 たまふくら」。よく引き締まり、それでいて柔らかく、豆の味わいを存分に楽しめる。大粒で粘りが少なく、料理の幅も広がる。「粘りが少なめの納豆はぜひ洋風メニューに挑戦を。サラダに使うと食感も味わいもよいアクセントになります」。

おすすめの食べ方
そのまま/味噌と合わせて/トマトとアボカドのサラダ

大保納豆 たまふくら
価格|756円
内容量|100g
原材料|北海道産 大豆、納豆菌
問|サン食品工業
Tel|0187-65-2310
http://www.sunfoods.co.jp/publics/index/69/

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緊急時に役立つ日本の食の知恵

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text: Miki Yagi photo: Akio Nakamura, Kazuya Hayashi
Discover Japan 2021年7月号「ととのう発酵。」

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