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「ふふ 京都」
古都にひそやかに誕生した、
佳麗幽雅なる和のリゾート【前編】

2021.9.29 PR
<small>「ふふ 京都」</small><br>古都にひそやかに誕生した、<br>佳麗幽雅なる和のリゾート【前編】

次々と誕生するスモールラグジュアリーリゾート「ふふ」が新たなる舞台に選んだのは、京都の名刹“南禅寺”に近い岡崎の静謐な地。観光や美術探訪に優れ、文人たちにも愛された京都の風情漂う美観エリアです。

〈訪れた人〉
せきねきょうこ
1994年から現職。フランスの大学を修了後、スイスで在職中に四つ星ホテルに居住。ホテルの魅力に惹かれジャーナリストへ。世界各国で取材、連載・著書多数。www.kyokosekine.com

京の隠れ家で、心安らぐ滞在を

「ふふラグジュアリープレミアムスイート」の「月宿(つきやど)」(91.36㎡)。広く贅沢な部屋の窓を開ければ、外には日本庭園が広がり、色とりどりに変化する京都の四季を堪能。部屋には手水鉢、茶釜で沸かすお茶、美しい花器、季節を愉しむ草花のしつらえが。じゅうたんの柄は疏水と庭園を表現、雪輪紋は四季を表す

岡崎といえば、ランドマーク的存在の「平安神宮」が鎮座し、臨済宗大本山の「南禅寺」のお膝元でもある。また「京都市京セラ美術館」や「京都国立近代美術館」など美術館が揃う芸術のエリアでもあり、歴史と文化の薫り漂う美観地区でもある。特にこの岡崎地区は、明治に開削され、国の史跡にも制定された琵琶湖疏水(そすい)の運河が流れていることで他地域とは異なる印象があり、京都では、文化的景観の価値ある地域として特別な存在感がある。かつて京都が近代化へと向かう象徴でもあった疏水。明治維新を迎え、東京への首都移転によって活気をなくした京都の水運や上水道、灌漑、日本初の事業用水力発電などに活用され、町は発展の途へと向かった。

「ふふ 京都」が建つのはその核心となる岡崎である。隣に名勝「 無鄰菴(むりんあん)」、真向かいには「京都市動物園」があり、京都観光にも便利な場所だ。とはいえ、静けさ漂うホテル敷地内には、隣の無鄰菴から疏水を引き込んだ池を有する日本庭園があり、その中庭を囲んで客室のある本館と情緒たっぷりの「離れ 八重一重」が佇んでいる。ホテル開業は2021年4月26日。「ふふ 京都」はこの岡崎の文化薫る静謐な環境で、“ときを味わう”場として、「こぼれる光、文化のかほり、佳麗幽雅な京のリゾート」と掲げた。客室は全40室。いずれの客室にも檜の香る湯船が備わり、うれしいことに天然温泉が愉しめる。また室内には手水鉢の水音が聞こえる演出もある。疏水と庭園をイメージしたオリジナルのじゅうたんの模様も相まって、常にどこかで水を身近に感じるしつらえだ。客室はスタイリッシュダブルから、ふふ ラグジュアリープレミアムスイートまで「ふふ」らしい贅沢な6タイプが揃う。

敷地の中央にある日本庭園には、琵琶湖疏水を引き込んだ池が。池の向こうには美しい日本家屋の「離れ 八重一重」が佇み、温かな光の灯るバーでは京都花柳界の舞踊も披露される

庭園中央の池を挟んで建つ「離れ 八重一重」には、どこか隠れ家的なひそやかさが漂う。木造平屋造りの離れにつけられた八重一重の名は“美しく咲き誇る桜の一種”になぞらえたというのだ。桜の咲く時期にはさぞ美しく映えるであろう。夕刻時にはここにほの暗くムードのある明かりが灯され、池に映し出される姿は優麗そのものだ。離れは普段はバーとし、またときには芸舞妓の舞う花柳界お座敷遊びの間にも変わる。

この離れでは、茶道や、平安時代に嵯峨天皇の天地人への慈しみが礎となった“嵯峨御流生け花”の華道体験、さらに伝統の香り探し“聞香(もんこう)”体験など、京都の美意識の高さを継ぐ伝統のアクティビティが提供されている。離れはその趣に見合う贅を体感する場となる。

京都を知ることは日本の歴史を知ること。観光、美術館めぐり、神社仏閣めぐりも含め、知らないことだらけの奥深い京都の魅力を、ホテル滞在のたびにひも解き、学ぶことができる。

「ふふラグジュアリーコーナースイート」の「鵲橋(かささぎばし)」(72.72㎡)。窓からは日本庭園が眺められ京都の四季を堪能。「ふふラグジュアリープレミアムスイート」とコネクティング可能
美しい花瓶に生けられている草花は、自然でありながら凛とした美学を感じる。花瓶と1輪の花が醸す自然な美しさを演出してくれるのは、頻繁に通い花の手入れをする若い華道家・大黒晃彦さん
「京野菜と炭火料理 庵都(いほと)」の席から庭を見る。地元の厳選食材でつくるオリジナル料理と炭火焼。日本料理と京都の繊細さの融合という新しさを堪能
檜香る円形の優美な温泉風呂には、能勢アートレイク温泉が満ちる。102号室「瀬岩(せいわ)」のバスタブは円形。窓を開ければ半露天風呂のように外との一体感が

平安京に倣い、四神相応を表現

長い繁栄を成した平安京に倣い、方角をつかさどる神を配置する「四神相応」に基づく空間づくりを成就。東(青龍)に疏水を引き青石を配置した庭園、西(白虎)には虎石と白川石の手水鉢、南(朱雀)には紅加茂石、北(玄武)には真黒石を敷いた。

西

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text: Kyoko Sekine photo: Mariko Taya
2021年10月号「秘密の京都?日本の新定番?」


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