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おしるこ?ぜんざい? 聞かれると説明できない“似たモノ和菓子”の違い

2015.5.29
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「『ぜんざい』ください」だと、通じないかもしれません

見た目が似ていたり名前が似ていたりして、どっちがどっちかわからなくなりがちな和菓子。違いを説明して、と言われたら思わず答えにつまってしまう“似たモノ和菓子”、その差を探ってみました。
さらりと答えられたあなたは、かなりの和菓子ツウ!?

季節によって名前が変わる風流なお菓子……おはぎorぼた餅

春と秋のお彼岸で食べるあんころ餅は本来同じもの。表面に小豆の皮が点々と浮かぶ様が萩の花の咲く様に似ていることから「おはぎ」という名前がついた。同じものなのに名前が違うのは季節の花にちなむなど、諸説ある。一般的には「ぼた餅」は春、「おはぎ」は秋のお彼岸に食べるものを指すことが多い。

甘味やで注文するとき迷っちゃうかも……おしるこorぜんざい

こちらは、地域性も絡んできてやや複雑。炊いた小豆に砂糖を加え汁状にしたものに餅や白玉を入れたものがおしるこ。関東では粒あんもこしあんもアリ、関西ではこしあんのものを呼ぶ。関西のぜんざいは粒あんのもの、関東では汁気の少ない濃いあんを餅や白玉にかけたもの。

日本の春の風物詩にも、実は地方色あり……桜餅or道明寺

桜餅として売られるものにも2種類ある。生地の中にあんが入り、塩漬けの桜葉で包むという点では同じだが生地が違う。いわゆる桜餅は水で溶いた小麦粉を平鍋で薄く焼いたものであり、東京を発祥とする。対して道明寺(桜餅)は道明寺粉(もち米を蒸して乾燥させた道明寺糒≪ほしい≫を粗く引いたもの)を蒸したものであり、こちらは大阪生まれ。

同じ外見をしていながら地域によって複数の呼び名を持つ、同じ名前で呼ばれながら実物はまったく形が異なる、などなど、和菓子にまつわる“お国ネタ”は尽きない。それだけこの国の地方文化・お菓子文化が独自性豊かであることにも繋がっているのだろう。

地元が違う人との営業トークにも使える小ネタ。雑談の切り口のひとつとしても、おひとつどうぞ。