昨年10月、「能を次世代につなぐために、いまできることを全力でやりたい」という宝生流シテ方・佐野登さんの想いに共感し、能の公演を小誌が後援。宝生能楽堂の490席が満席になるほどの大反響があり、世間の能への関心の高さを感じることができた。その盛り上がりを受け、2017年1月28日（土）に再び、「未来につながる伝統-Future Traditions-能公演」を行うことが決定した。

1月の演目は佐野登さんが演じる「船弁慶」。能の中に小書という特殊演出を盛り込み、狂言方和泉流の狂言師・野村萬斎さんも登場する特別な演目だ。また、昨年同様スペシャルゲスト・黒谷友香さんを招き、はじめての方でも鑑賞のポイントがわかるトークショーも実施。公演後には、アフターパーティーがあり、出演者と直接交流ができる場が開かれる。

日本文化に関心は高いが、能公演は観たことがないという読者も多いはず。「ハードルが高い」と思われがちな能の世界だが、小誌プロデュースという絶好の機会に足を運んでほしい。