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特集展示「江戸のビスタ」
浮世絵から見る都市の発展

2021.12.19
特集展示「江戸のビスタ」<br><small>浮世絵から見る都市の発展</small>
歌川国貞『初春の駿河町』
天保(1830~1844)頃 国立歴史民俗博物館蔵

江戸時代後期、人口100万人を擁する巨大都市に成長した江戸の街には、市街地の発展に伴い賑やかな通りがいくつも誕生。中でも正面に富士を見通す駿河町や商人たちが多く集まり栄えた日本橋は、浮世絵で繰り返し描かれるほど人気の場所であった。本展では、家並みや並木のある通りを遠くまで見通した景色(ビスタ)を描いた浮世絵や民衆絵画が集結。描かれた景観から、都市の発展の様子がわかるかも?

歌川国輝『東都本町弐丁目ノ景』
弘化(1844~48)頃 国立歴史民俗博物館蔵

「江戸のビスタ」では、歌川国貞『初春の駿河町』、歌川国輝『東都本町弐丁目ノ景』、歌川広重『名所江戸百景 日本橋通一丁目略図』、『泥絵 江戸城堀端図(筆者不詳)』など約30点(一部を除き国立歴史民俗博物館蔵)の名所絵を特集展示。

江戸後期の浮世絵風景画の成立には透視図法(線遠近法)的視覚の流入という絵画技術面での変革だけでなく、都市としての江戸の街の成熟やその特質も少なからず要因となっていたと考えられる。

浮世絵版画や民衆絵画の泥絵を通して、都市風景画の母胎となった江戸の都市景観にスポットを当てる。

『江戸及び諸国名所泥絵集・大名小路』
江戸末期 国立歴史民俗博物館蔵
歌川広重『江都勝景・芝新銭座』
天保(1830~44)後期 国立歴史民俗博物館蔵

生き生きと描かれた人々の暮らしや現代につながる街並みを通して、当時の文化に思いを馳せてみてはいかが。

特集展示 江戸のビスタ
会期|12月21日(火)~2022年1月30日(日)
会場|国立歴史民俗博物館 第3展示室 特集展示室
住所|千葉県佐倉市城内町117
時間|9:30~16:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日|月曜(祝日の場合は翌日休)、12月27日~1月4日
料金|一般600円、大学生250円、高校生以下無料(総合展示も鑑賞可)
Tel|050-5541-8600(ハローダイヤル)
www.rekihaku.ac.jp

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