FOOD

“食べもの付き”情報誌『東北食べる通信』が書籍化。
東北の生産者20人の物語

2021.4.24
“食べもの付き”情報誌『東北食べる通信』が書籍化。<br>東北の生産者20人の物語

生産者と消費者をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」が、東日本大震災から10年となる今春から「東北応援プロジェクト」を発足。プロジェクトの一環として、生産者の特集と食材をセットにした”食べもの付き”情報誌『東北食べる通信』を単行本化し、2021年5月6日に『人と食材と東北と つくると食べるをつなぐ物語「東北食べる通信」より』を発売する。また発売を記念して、創刊号から2019年4月号まで『東北食べる通信』の写真とデザインを手掛けた玉利康延氏とオレンジページ代表取締役社長一木典子氏、ポケットマルシェ社長の高橋博之氏によるトークイベントが2021年4月24日に開催される。

ポケットマルシェ
全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べものを買うことができるプラットフォーム。提供は2016年9月。現在、約5000名(2021年4月時点)の農家・漁師が登録し、約1万品の食べものの出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。
https://poke-m.com/

生産者と消費者がつながり、
「共助」の関係を日常から生み出す。

2013年7月に創刊した『東北食べる通信』は、毎月1回、独自の哲学やこだわりを持った生産者を特集した情報誌と、彼らが手掛けた食材がセットで届く”食べもの付き”の情報誌だ。消費者は食材の背景やつくり手の生き様を知るとともに実際に食材を味わえるほか、生産者と読者のみが参加できるSNS上のグループや対面イベントで直接交流することができる。これまでに94号を刊行し、100名以上の生産者を取り上げてきた本誌。新しい食のかたちをデザインし、世に発信している点が評価され、2014年度のグッドデザイン金賞も受賞した。

そんな本誌のルーツは東日本大震災だった。震災のあった2011年当時、ポケットマルシェ代表の高橋氏は岩手県議会議員を務めていた。被災地で被災生産者と都市からボランティアで訪れた消費者が直接つながることによる「共助」の関係性構築を目にした高橋氏は、食材とその裏側にある農漁業の物語を都市住民へ届けることで、分断された生産者と消費者がつながり、「共助」の関係を日常から生み出すことができるのではないか?と考えた。「共助」の関係性構築によって、両者の抱える課題が解決されることを目指して、世界初の食べもの付き情報誌『東北食べる通信』の創刊に至ったのだ。

創刊以降、そのコンセプトは国内外に広がり、それまでに国内50ヵ所以上、台湾4ヵ所でそれぞれの地域の食べる通信が刊行された。各地域の活性化に貢献した点や、都市と地方、消費者と生産者を結びつけた点が評価され、『食べる通信』は2015年には第1回日本サービス大賞 地方創生大臣賞を受賞した。

東北の食の豊かさを多くの方に届けたい。

『東北食べる通信』や『ポケットマルシェ』を通して、生産者のストーリーを発信し続けてきた同社。東日本大震災から10年を迎える今春、東北の被災生産者の10年をより多くの人に伝え、生産者と消費者が直接つながることで、さらなる「共助」の関係を生む場を作るべく「東北応援プロジェクト」を発足した。本プロジェクトでは、2021年2月に被災生産者の食材を「3.11応援商品」として購入できる特設サイトを公開し、震災からの10年における生産者のストーリーと併せて紹介しているほか、3月には岩手、宮城、福島の東北被災3県の食材が毎月届くサービス、ライブコマースや料理教室を通じて生産者と消費者をつなぐオンラインイベントなどを実施してきた。

今回はプロジェクトの一環として、これまでの『東北食べる通信』の取り組みを単行本として一冊にまとめ直すことで、生産者の哲学やこだわり、「東北の食の豊かさ」をより多くの方に届けたい、という考えにオレンジページが賛同し出版する運びとなった。

書籍では、2013年8月号から2018年10月号までの発行分から、計20名の生産者のエピソードを抜粋。東北6県の美しく迫力のある風景写真を中心に、掲載食材を実際に使用しているシェフのインタビューなども収録される予定だ。

人と食材と東北と
つくると食べるをつなぐ物語『東北食べる通信』より
価格|2530円
発売日|2021年5月6日(木)
販売場所| Amazon、全国書店など
Tel|0120-580799(オレンジページ 販売部)

発売記念トークイベントも実施!

単行本化を記念して、オレンジページ代表取締役社長の一木典子氏と、創刊号から2019年4月号まで『東北食べる通信』の写真とデザインを手掛けた玉利康延氏、ポケットマルシェ代表の高橋博之氏の3名によるトークイベントをライブ配信にて実施。イベントでは書籍出版の収録内容を紹介するとともに、『東北食べる通信』の発行に至った経緯やその魅力、日本にもたらしたものは何か? 2021年に発売することの意義とは? など、出版の背景を深掘り。ここでしか聞けない話がたくさん聞けそうだ。

発売記念トークイベント
配信日|2021年4月24日(土)
時間|13:00~14:00
料金|無料
登壇者|一木典子氏、玉利康延氏、高橋博之氏
視聴方法|食べる通信Facebook食べる通信Twitter東北食べる通信YouTubeポケットマルシェFacebookポケットマルシェTwitterポケットマルシェYouTube

※配信日時や配信方法など変更になる可能性があります

text=Discover Japan


≫今秋デビュー!豊かさを届ける福島の米。「福、笑い」できました。

≫「フィッシャーマン・ジャパン」の帰っても取り寄せたい東北の美味

≫復興の歩みと情熱を知る、東北・宮城の“建築 の聖地”をめぐる旅へ

関連するオススメ記事

関連するエリアのオススメ記事