ART

ギリシャのアーティストが藍染で未来の海を描く、Tokyo Tokyo Festival『現象の色』 開催

2020.12.18
ギリシャのアーティストが藍染で未来の海を描く、Tokyo Tokyo Festival『現象の色』 開催
Photography by Zoe Manta

来日中の現代美術家ジョージ・スタマタキスが、海をモチーフにした世界初公開の新作を含む個展『現象の色』を、12月18日(金)〜26日(土)まで、すみだ北斎美術館で開催。

地球温暖化や海洋汚染の影響で、100年後の海はより深い青色に変化していくといわれています。美しい海に囲まれたクレタ島で生まれ育ったスタマタキスは、その科学的予言に着想を得、環境への危機感と未来への想いを今作に託します。

ジョージ・スタマタキス
ビジュアルアーティスト/画家
1979年ギリシャ・クレタ島生まれ、アテネ在住。イレアナ・トゥンタ現代美術センター所属。空間を超越し、風景の概念を拡張する芸術体験を志向。政治的立場として自然と対話し、さまざまな文化の歴史的刻印を取り入れながら、徹底性と独特の表現法を追求する。アテネ美術学校在学中に東京藝術大学彫刻科へ留学。経済学とジャーナリズム/メディアの学位も持ち、2016年よりアテネ産業経済大学「芸術と教育」プログラムの研究員を務める。2019年2月、銀座のギャラリィKにて日本初個展『木の庭』を開催した。
https://georgestamatakis.com

Photography by George Stamatakis

本展覧会は、オリンピック・パラリンピック関連文化プログラムTokyo Tokyo Festivalの一環として、江戸時代からの伝統的な藍染工房が残る墨田区での滞在製作を経て開催される予定でした。しかし、新型コロナウィルスの世界的な大流行により、スタマタキスは一時来日を諦めざるを得ず、アテネにて製作を開始、そうして、この誰もが予想し得なかった2020年特有の奇妙な旅が始まります。

Photography by Zoe Manta
Photography by Zoe Manta

スタマタキスはギリシャ西部の「7つの島」と呼ばれるエリアのうち、コルフ島、ケファロニア島、イタカ島、パクソス島、アンティパクソス島周辺で撮り溜めた6000枚以上の海中写真から62枚のイメージを厳選、それらをトルコ国境付近にあるアレクサンドルーポリの工房で絹に転写し、日本から空輸した徳島産の藍で染め上げました。

今冬、日本の入国規制が一時的に緩和されたことにより、幸いにも念願の来日が叶ったスタマタキスは、来日後14日間の隔離生活を終え、自らの手で作品を完成に導きます。会場には、制作プロセスを記録したドキュメンタリー映像(監督:ゾーイ・マンタ)、美術史家デニス・ザカロポロスの寄稿文も展示され、この創作の背後に込められた思考の軌跡を、作品とともに振り返ります。

Photography by Zoe Manta

土日のみ、展示空間にてショートパフォーマンスを上演します。

12月19日(土)、20日(日)、26日(土)12:00 / 13:00 / 14:00 各3回
●予約不要・先着順に入場制限を行う場合があります。

演出|坂田 ゆかり
出演|阿部 崇子(全日)/ ヤマトヤスオ(19日・20日)/ 田中 教順(26日)

感染対策について
感染対策の係員を配置し、「博物館における新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドライン」に沿って運営いたします。会場入口での手指消毒、検温、記帳にご協力をお願いいたします。発熱、また、体調の優れない方はご来場をお控えください。緊急事態においては、展覧会を中止する可能性があります。最新情報はFacebookイベントページをご確認ください。
https://www.facebook.com/events/228948738318903

Tokyo Tokyo Festival「現象の色 The Color of Phenomenon」
ジョージ・スタマタキス個展
会場|すみだ北斎美術館(MARUGEN100)
日時|2020年12月18日(金)〜26日(土)*21日(月)は休館日
open 平日11:00 / 土日9:30
close 17:30(最終日は16:00)


≫日本の伝統工芸を“逆輸入”。有松・鳴海絞り「suzusan」秋冬コレクション

≫ミュージアムホテルでアートな滞在「ホテル雅叙園東京」

関連するオススメ記事

関連するエリアのオススメ記事

メールマガジン購読