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「綾鷹」× 京都のプロフェッショナル
“本物が紡ぐ日々の豊かさ”

2020.10.13 PR
「綾鷹」× 京都のプロフェッショナル<br>“本物が紡ぐ日々の豊かさ”

いつの時代も守りと開拓の精神で、暖簾をつないできた老舗。その担い手である「上林春松本店」の上林秀敏さんと「公長斎小菅」の小菅達之さんに日々の仕事や豊かさについて語っていただきました。

「上林春松本店」
茶師・上林秀敏さん(左)
1966年生まれ。450年続く上林春松家の長男として温故知新の心を大切に時代に沿う商品を提案。「綾鷹」の開発協力など、さまざまな分野とともに緑茶文化の普及に努める。

「公長斎小菅」
小菅達之さん(右)
1981年生まれ。大学卒業後、商社勤務を経て4代続く竹工芸の老舗公長斎小菅の仕事に従事。現在は副社長として自社商品のみならず伝統工芸全体の活性化にも尽力している。

「一度本当のお茶の味を知ってもらいたい」

急須でいれたお茶を飲むことが上林さんの毎朝のルーティン。最後の一滴まで注ぎきる

上林 多くの方がそうだと思いますがコロナを機に、当たり前の日常の有難さに気づかれたのではないでしょうか。私は毎朝急須でいれたお茶を飲んで一日をはじめるのですが、出張が続きますとなかなかそうはいきません。ところが自粛になって家にいる時間が増えたことで、毎朝その時間をもてるようになり、自然にやっていた朝のルーティンがいかに自分の心を鎮め、プラスに働いていたのかがわかりました。

小菅 私も自宅へ帰る道すがらの虫の声に気づいたときに、なんでもない日常の豊かさに気づきました。

上林 人との交流もそうですね。

小菅 私は人と会って話をして、竹工芸品をつくっていくのですが、その作業をオンラインで代替しようとしてもなかなかニュアンスが伝わらず、人間同士が会って話すコミュニケーションの大切さをあらためて認識しました。

上林 不意に訪れた非日常ですが、悪いことばかりではなかったということですね。私どものお客さんの中には、急須でお茶をいれたことのない若い世代の方が、この期間に一度やってみようという動きが一部でありました。それは便利さを追求してきた現代において、ある意味逆行する流れですが、一度本当のお茶の味を知っていただき、その経験を積んでもらうことでお茶への理解が深まり、緑茶文化の普及にもつながると思いましたね。そして関心をもってくださった方に、いかにお茶の魅力を伝えていくか、そこが今後の課題だととらえています。

小菅 まったくその通りですね。知ってもらって生活に取り入れてもらう、その提案をどのようにしていくか、私もいまそこに考えをめぐらせています。

上林 私の例で言いますと、イベントなどに呼んでいただき、お話をしながらお茶をいれますと、通りすがりの方でも関心をもっていただけます。その場でお客さん自身がお茶をいれる体験ができると、なお身近に感じてもらえるようです。そういった光景を見るとまだまだ需要を掘り起こせていないと実感します。

小菅 私どもの定番品の中に竹の花入れがあるのですが、現代は和室が減少傾向にあるため忘れ去られつつありました。ところが、あるインフルエンサーの方がSNSでそれを発信したところ多くの反響があり、とても驚いたのと同時に、昔からある竹の花入れの可能性を見直す、いいきっかけになりました。

上林秀敏さんは自然光が差し込む拝見場で、数種類の茶葉の特徴をとらえ組み合わせてお茶の味を決める「合組」を行う

「人の話に耳を傾けることで、世界は広がる」

上林 自分たちの商品の魅力や世間が求めておられることを、実はわかっていないということが、代々続くお店ではよくあることかもしれません。たとえばお茶の味を決める合組といった、私にはごく当たり前のことに、お客さんは関心をもたれます。

小菅 うちは4代継承する中で、竹の可能性をどこよりも追求してきた自負があり、しかしその自負が自分たちの世界だけで完結してしまう結果をもたらしました。

上林 老舗は長く継承してきた技や歴史を重んじますし、そこに守られているところも確かにあります。しかし、少し極端な表現をしますと、新しいことをするときには、それが足かせになることもあります。実は「綾鷹」の開発協力のお話をいただいたときにも、それがあったので、すぐには決めかねました。

小菅 新しいことへのチャレンジが簡単ではないことを、私自身も経験を通じて実感しています。「綾鷹」のお話があったときにはどんな考えをされていたのですか。

上林 父から仕事を継ぐときに、ひとつだけ心に誓ったことがあります。それは人の話に耳を傾けるということです。ペットボトルのお茶はインドア一辺倒だったお茶をアウトドアにも広げた功績があります。それをさらに追求する企業の取り組みをしっかりうかがい、その上でお返事をしようと考えていました。

小菅達之さんがディレクションしたモダンな竹工芸品。色糸茶筅3630円
ワインクーラー1万1000円、ヘラ1320円~

「自ら発信して、竹工芸の魅力を広く伝えたい」

小菅 否定的な考えをもたない姿勢は、ものごとを発展させる上でとても大切ですね。私も20代で家業に従事するようになってから、新しい竹工芸品を模索。まだ若かった私に父は先輩として厳しかったですが、それがいいバネになって商品開発につながりました。いまアイテムが揃っているのも、貪欲にものづくりをしたからだと思います。いまはその情熱を、京都の伝統工芸の仲間たちとはじめた活動「GOON」にも傾けています。伝統工芸を新しい解釈やデザイン、コラボレーションで発信する活動なのですが、海外でも評価され、とても励みになっています。

上林 ひと口に老舗といってもありようはいろいろですね。私は「綾鷹」の事業を父に相談したとき、いいとも駄目とも言われませんでした。ただ父は自分の時代ではこういう挑戦をして、それがどういう結果になったかという体験談だけをしてくれました。つまり教材を与えてくれたのですね。

小菅 時代の移り変わりは速くて、今後さらにその速度が加速するでしょうから、いまの時点の挑戦がいいか悪いかなんて誰にもわからないですね。私も次へバトンをつなぐときは、教材と助けてくれる人を渡せたらと思います。

上林 私が「綾鷹」の事業のお話をいただいたとき、39歳でした。「綾鷹」の仕事を機にいろんな仕事のお話をほかからいただくようになりましたね。おそらく老舗というイメージから、新しいことはしないのだろうという印象が変わったのでしょう。

小菅 私はいまちょうど39歳なんです。この歳で大きな決断をされたのですね。私が扱う竹工芸に置き換えると、どんな挑戦ができるのだろうかと考えますね。飲料品のように日常的ではなく、同じ用途で取り扱いが楽な樹脂製などの代替品がある竹工芸の魅力を、どうやって伝えようか思案します。

上林 いきなり日常に入り込まずに、まずは趣味として親しんでもらうなど、ハードルを下げるのも一案かもしれませんね。手間がかかるとか面倒だとか、一見マイナスに思える点も見方を変えればプラスに働きます。

小菅 新しい視点の提案ですね。そしてそれを自分たちで発信していく。いまはその手段に恵まれていますから、伝統工芸の裾野の拡大は、私たちの取り組みひとつで変わる。そう考えると力がわいてきますね。

 


「一子相伝なかむら」中村元計さんがオススメ!
「綾鷹」とめぐりたい京都

老舗料亭の6代目・中村元計さんおすすめのお菓子は舌の肥えた料理人ならではのセレクト。急須でいれたような味わいの「綾鷹」とぜひお楽しみください。

一子相伝なかむら
中村元計さん
大学卒業後、京都嵐山の天龍寺で2年間雲水として修行を積んでいる。料理への理解を深めようと2013年からは京都大学修士課程で栄養化学も学んだ異色の経歴。

京都の逸品と、お茶との相性を考えてみる

文化文政年間に創業した「一子相伝なかむら」は、重さ1・2㎏を超える立派なぐじ(甘鯛)を酒焼きにする名物で知られる老舗。その6代目である中村元計さんの料理は見栄えがよく、ごく自然に身についた京都の料理人の感性が光っている。10年連続ミシュラン三つ星を獲得したこともあって、これまで多忙そのもの。そんな日々に変化が訪れたのはコロナウイルス感染拡大以降のことで、ひと息つく時間がもてるようになったそう。「自粛期間は手が回らなかった、うつわやお軸の整理をしたり、鴨川を散歩したりしましたね。身近過ぎて気づかなかったのですが鴨川はあらためていい場所だと思いました。ホッとします」。そんな時間のお供に選ばれたのがバリエーション豊かな「綾鷹」。「気軽で便利なのがいいですね」と中村さん。ペットボトルのお茶が役立つシーンはほかにもあり、たとえば作業中の手を止めて、かしこまらずに甘いものをちょっと口にするときもそう。「綾鷹」にはさまざまな風味が揃い、お菓子ごとに味を変えてお茶との相性を考えてみるのも一案。これまでの弁当をブラッシュアップした中村さんの「煮穴子錦糸弁当」を屋外で楽しむときにも合わせて、弁当の時間を充実させたい。

「綾鷹」×「一子相伝なかむらの煮穴子錦糸弁当」

素材の味を生かす調理法で軟らかく煮た穴子が主役のお弁当。百貨店ではすでにお馴染みの味をバージョンアップ。季節の到来を実感するキノコで彩られ、ふわっと焼いた錦糸玉子のほかに梅酢に漬けたショウガ、海苔も添えられている。豊かな旨みの「綾鷹」と一緒に楽しみたい。3300円。受け取りは店舗のみで2日前までに要予約。

一子相伝なかむら
住所|京都市中京区富小路御池下ル
Tel|075-221-5511
営業時間|12:00 ~ 14:00、17:00 ~ 19:30(入店)
定休日|不定休
www.kyoryori-nakamura.com

「綾鷹 濃い緑茶」×「亀屋良永の御池煎餅」

1832(天保3)年創業の亀屋良永の御池煎餅(22枚入1458円)は京都の永遠のスタンダード。棟方志功の木版ラベルの缶にもファンが多い。「うちには定番としていつもありましたね」と中村さん。麩焼き煎餅の表面には優しい口当たりの蜜が引かれ、その風味を濃い旨みがある「綾鷹 濃い緑茶」が引き立てる。

亀屋良永
住所|京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町504
Tel|075-231-7850
営業時間|8:00~18:00
定休日|日曜、第1・3水曜
www.kameyayoshinaga.jp

「綾鷹 茶葉のあまみ」×「御幸町関東屋の白味噌おかき」

中村さんの料理に欠かせない「白味噌の雑煮」は「御幸町関東屋」の白味噌を使用。西京味噌の味をもっと知ってもらおうとはじめた「白味噌おかき」は、「ぷれーん」と「九条ねぎ入」の2種。茶葉のさわやかなあまみがある「綾鷹 茶葉のあまみ」と一緒におやつにしたい。各540円。

御幸町関東屋
住所|京都市中京区御幸町通夷川上ル松本町582
Tel|075-231-1728
営業時間|10:00~17:00
定休日|土・日曜、祝日(12月は変更あり)
www.kantoya.co.jp

「綾鷹 ほうじ茶」×「八方焼本舗 小松屋のやきいも」

シナモンの風味が広がる「やきいも」は、15時頃には売り切れてしまう人気ぶり。サツマイモは使われず、卵の黄身が多めの黄身あんをじっくり焼いて外はカリッとした食感に。中村さんも大のお気に入りで、すっきり香ばしい「綾鷹 ほうじ茶」を飲みながらほお張りたい。1個200円。

八方焼本舗
住所|京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町514
Tel|075-231-7753
営業時間|9:00~17:00
定休日|月曜、第3火曜

今回紹介した綾鷹ラインアップについてはこちらをチェック!

text:MayumiFuruichi photo:MarikoTaya
2020年11月号「あたらしい京都の定番か、奈良のはじまりをめぐる旅か」


≫美味しいお茶は急須で決まる

≫手土産にもぴったり。麻布昇月堂の「一枚流し麻布あんみつ羊かん」

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