TRAVEL

中原慎一郎が48時間で巡る クラフト、食、人と出会う九州弾丸旅行【part1】

2017.1.20
中原慎一郎が48時間で巡る クラフト、食、人と出会う九州弾丸旅行【part1】

東京と鹿児島を拠点に、国内外で活動する中原さん。故郷・鹿児島の観光やクラフトに詳しいオーソリティーとしても有名だが最近は隣の宮崎も気になる様子。おもしろい人の周りにはおもしろいコト・モノが集まってきます。それを実感できるような、1泊2日の弾丸ツアーに、いざ出発!

中原慎一郎(なかはら・しんいちろう)
ランドスケーププロダクツ代表。オリジナル家具等を扱う「Playmoutain」、カフェ「Tas Yard」、コーヒースタンド「BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK」などを展開。ほかにブランドディレクションなども手掛ける

“居場所”をつくる達人に刺激をもらった宮崎旅

中原さんのお気に入りの店や気になる場所をギュッと詰め込んだ1泊2日のコース。まずは「釜あげうどん くろ」での朝食から。ここは宮崎の老舗うどん店で修業した島原真悟さんが開業。厳選した2種類の小麦を独自にブレンドした麺は、手切りにすることで食感にアクセントをつけています。日南のしいたけや鯖節などを使っただしの香りが鼻腔をくすぐり、食欲を増幅させます。「実は宮崎は朝うどんが浸透した街。麺も軟らかくて飲んだ翌日でも胃にやさしい」と中原さん。

釜あげうどん くろ
住所|宮崎県宮崎市橘通東5-7-13
Tel|0985-34-9569
営業時間|11:00~15:00、18:00~21:00(土・日曜、祝日は~ 20:00)
定休日|月曜

次に向かった「三徳饅頭」ではおすすめの酒饅頭を購入。この日は「日本人でよかったと感謝するほど美味しい」蒸したてがあったので、車内でひとつ食べながら次の目的地「AOSHIMA BEACH PARK」へ向かいました。

三徳饅頭
住所|宮崎県宮崎市江平東1-4-4
Tel|0985-23-4500
営業時間|9:00~19:00
定休日|日曜

近年、宮崎や鹿児島でにわかに“アツい”と噂になっているエリアが青島。その新しいビーチカルチャーの中心となっているのが、「AOSHIMA BEACH PARK」です。仕掛け人は東京から宮崎へ移住してきた宮原秀雄さん。観光地ながら長らく海の家がなかったビーチに、全国的な話題店や地元のアパレルショップが展開する店など5店舗を展開。日常的に非日常を楽しめる空間をつくり出しました。

AOSHIMA BEACH PARK
住所|宮崎県宮崎市青島2-233
Tel|0985-65-1055
開催期間|4月下旬~9月(2017年の開催時期は未定)

リゾート気分に浸った後は、編集者の岡本仁さんと合流し、最近通い詰めているという水餃子と野菜料理の店「Booza」で昼ごはん。「店主の久美子さんはアパレル出身。料理やうつわ遣いもセンスが抜群なんです」と中原さん。

Booza
住所|宮崎県宮崎市広島2-3-10
Tel|0985-28-8382
営業時間|11:30~15:00(要予約で土曜夜も営業)
定休日|土・日曜、祝日

お腹を満たした後は、旧知の漆工芸家・宮城壮一郎さんの工房スペース「GALLERY INDIVIDUAL」へ。漆に銀箔を混ぜグラデーションをつけることで、陶器にも金属にも見える宮城さんの漆器に刺激を受けました。

GALLERY INDIVIDUAL
住所|宮崎県宮崎市村角町原口2607-1
Tel|0985-88-1223
営業時間|13:00~19:00(要事前予約)
定休日|月曜

この日、最後に向かったのは都城市郊外で染め物やセレクト雑貨を販売する「Aulico」。「都城は藍染めの産地じゃないけど、彼を見ていると思いがあればどこでもいいものが出来るんだって勇気が出ますね」。こうして怒濤の1日目が終わりました。

Aulico
住所|宮崎県都城市高城町穂満坊725-4
Tel|0986-58-3898
営業時間|11:00~19:00
定休日|なし

text:Kenji Jinnouchi photo:Kousaku Kitajima


≫次の記事を読む

宮崎のオススメ記事

関連するテーマの人気記事