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体験してみてはじめてわかる移住の魅力

2017.3.12

三重県のほぼ中央。松阪市や伊勢市、それに鳥羽市まで車で1時間もかからずに行けるのが、三重県多気町であり、イラストレーター兼デザイナーの舞木和哉さんの移住体験先のひとつだ。伊勢自動車道と紀勢自動車道とのジャンクションや、JRの紀勢本線と参宮線を分岐する駅があるなど、昔から現在まで交通の要所ともなっている。伊勢いも茶や柿、そしてミカンの産地としても知られ、実際に舞木さんも就業体験先の志村和浩さんが手掛けているミカン農園に訪れ、収穫体験をさせていただいた。

就業体験先のひとつである、「少女まんが館 TAKI 1735」のすぐ近くには、丹生神社と神宮寺(丹生大師)もあり、志村さんのお気に入りの散歩コースのひとつともなっている。またそこから5分ほど車で移動すれば、MTBの練習コースや簡単なトレッキング体験ができるコースも併設したパンプトラックもある。自然豊かな環境でありながら、滞在型複合施設もできる予定であるなど、充実した生活を過ごすことができる土地でもあるのだ。

 

仕事のなかで農業ともふれあい、また遊びも近いという環境。そのよさを実感し、人が集まることのできる場所をつくりたいと地域の若者が開いたカフェ兼古本屋「めがね書房」にも訪れた。「こんな場所でこんな本と出会えるなんて! という縁が生まれればいいな」と話す店主の言葉通り、舞木さん、ジョンレノンのイラスト本と出合い即購入。「田舎と思いきや、こうした刺激的な店もあり、いろいろなことができるんだとあらためて考える機会にもなりましたね」。

そうした環境とはいっぺん、人口が減少しつつあるのが三重県の最南端にある尾鷲市だ。天満地区に暮らす女性を中心として結成されている天満浦百人会が運営するカフェ「天満荘」。舞木さんはこちらでも就業体験を行った。海を眺められる小高い場所にあり、多気町とは異なる自然環境と出合った。「心地よい風が吹き抜け、目の前は抜けた海。開放感があり、散歩はもちろん、リラックスしながら絵を書くこともできますね」と、その風景に感動した様子。

 

「環境のよさはもちろん魅力です。でも、住んでいる人と触れ合って、それだけじゃない魅力も知ってほしいんです」とは代表の松井さん。美しい景色が残るのは、そこに住まう人たちの努力で生まれているということも知る。だからこそ、人口減少に歯止めをかけるべく、婚活イベントなどさまざまなチャレンジを行っている。その土地に行き、そこで暮らす人と話しをするからこそ、観光ガイドにはない新たな魅力に気づくことができる。そして、そうした魅力こそが、自身と合う移住先を決定するための要素ともなるのだろう。

今年も紀伊半島が東京にやってくる! 移住者と交流できるイベントを開催

昨年度実施した「Action to LOCAL NARA MIE WAKAYAMA」。渋谷の真ん中の高感度なブックカフェ・渋谷シティラウンジにて、3県の食材が味わえる特別メニューキャンペーンとトークショーを実施した。今年は、渋谷と丸の内を舞台に、紀伊半島の魅力を体感できるキャンペーンを実施!
詳細はこちらからhttp://discoverjapan-web.com/2016kiihanto/

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