TOPICS

「ジャパン・ハウス地域活性化プロジェクト」発表会で
原研哉さんが語った、これからの「日本」の伝え方

2018.3.28 PR
「ジャパン・ハウス地域活性化プロジェクト」発表会で<br/>原研哉さんが語った、これからの「日本」の伝え方

「世界を豊かにする日本」として、日本の魅力を表現・発信し、日本への深い理解と共感の裾野を世界へ広げていく外務省の海外拠点事業「ジャパン・ハウス」。2017年4月に開館したジャパン・ハウス サンパウロを皮切りに、2017年12月にはロサンゼルスで一部が先行開館。そして今年はロンドンでのオープンを控えています。

なにより注目すべきは、その取り組みです。ジャパン・ハウスは、単に日本が発信したいモノ・コトを海外へ持ち込んでプレゼンテーションする場所ではありません。現地に住む現地の事務局が中心となって日本を演出する場所であり、実際に行われる展示やイベントは、各都市のジャパン・ハウス事務局によって企画・運営されています。

現在、サンパウロは開館1年未満にもかかわらず、来場者数が予定を大きく上回り約70万人に達している要因のひとつに、その取り組みの成果があると言えます。

そんなジャパン・ハウスの新たな事業「地域活性化プロジェクト」の発表会が、去る3月2日、渋谷ヒカリエで行われた「ジャパンブランドフェスティバル2018」の初日に行われました。

ジャパン・ハウスの総合プロデューサーを務める原研哉さんが登壇し、事業全体の概要を解説。プロジェクトの目的や使命、設立の背景などについて説明を行いました。

「これまでは日本を紹介するときに、ステレオタイプのニッポン、つまり〝わかりやすい日本〞、〝類型的なジャパネスク〞をもっていくことがほとんどでした。それも重要ですが、それだけでは日本への本格的な興味にはつながっていきませんし、むしろ思考停止させてしまっていたように思います。ジャパン・ハウスでは、情報発信だけではなく、「いかに日本について知らなかったか」ということに静かに、そして深く目覚めてもらうきっかけをつくります」。こう話す原さんは、ジャパン・ハウスの使命を、「日本を知る衝撃を世界に与えること」と力強く語りました。

今年オープンするジャパン・ハウス ロンドンでは、新潟県の燕三条地域で毎年行われている「燕三条 工場の祭典」と連携した企画が行われることが決定しています。トークイベントの後半では、原さんと共に新潟県三条市の國定勇人市長も登壇し、さらには海外の視点と日本の視点を併せ持つ国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんを交えて、日本の地域の魅力や情報発信のあり方について、対話が繰り広げられました。

國定市長は“ものづくり大国日本”を体現する燕三条地域の文化が、世界の人々にどのような印象を与えるのか、ジャパン・ハウスに対する期待とともに、ジャパン・ハウスにおける地域活性化プロジェクトのモデルケースとして、まず日本の地域に成功例を見せられるよういしたいと意気込みを語りました。

またモーリー・ロバートソン氏は、自身の多彩な知見から海外目線や日本の価値を売り込む手法について、今回の「燕三条 工場の祭典」だけでなく、物や観光地という点ではない、日本人の日常そのものが売りになると語りました。

地域の魅力を上手に伝えていくことが、これからの日本の本当の魅力を世界に知ってもらうことに繋がる。ジャパン・ハウスが、現地の方とともにどのような衝撃を世界へ与えていくのか。今後のジャパン・ハウスの動き、そして今年の秋にロンドンで開催される燕三条地域との連携から始まる地域活性化プロジェクトに、ご期待ください。