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京都で一番早く紅葉が見られる
絶景の地「神護寺」へ

2017.9.6
京都で一番早く紅葉が見られる<br>絶景の地「神護寺」へ
(冒頭写真:水野秀比古)

京都に紅葉の名所は数多くある。なかでも京都でいち早く紅葉がはじまる場所といわれているのが、高雄エリアだ。
京都駅からバスで1時間弱、高雄の山中にある神護寺には、あの空海も愛したといわれる絶景があった。

真言密教の夜明けを支えた深山の名刹

(写真:マツダナオキ)

11月初旬から紅葉が見頃を迎える高雄エリア。洛西の北端、愛宕山麓に抱かれた高雄・槇尾・栂尾は、古来「三尾」と呼ばれ、都でいち早く紅葉する地として愛されてきた。
そのひとつで、絶景の錦雲峡を望む高雄山腹にあるのが、高野山真言宗の遺跡本山「神護寺」である。

同寺と最も縁深いのが、開祖・弘法大師空海。唐で密教を修め、帰国後の809年、同寺の前身「高雄山寺」に入山。14年間住持をし、真言宗立教の礎を築いた。
その名残をとどめるのが、空海が暮らした住房を写す「大師堂」だ。
本尊に板彫弘法大師像を祀り、毎年11月1~7日に開帳される。

深い木立に佇む堂宇は、いまも凛とした空気を放つ。
かつて空海も同じように高雄の紅葉を愛でたのだろうか。
想いを馳せれば、紅葉の美しさが一層心に染み入ってくるだろう。

訪れたら厄除を願う「かわらけ投げ」を

(写真:マツダナオキ)

神護寺はかわらけ投げ発祥の地でもある。かわらけ投げとは、厄除を願い、錦雲峡に向かって素焼き皿を投げる遊びで、江戸期に庶民に広まった。
爽快感も抜群だ。200円で3枚投げられる。

神護寺
住所:京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
Tel:075-861-1769
www.jingoji.or.jp

金堂夜間拝観と境内のライトアップ
期間:11月5日(日)~ 19日(日)
時間:17:00 ~ 19:00(参道は~ 20:00)
拝観料:800円

(text:Noriko Yamaguchi photo:Hidehiko Mizuno, Naoki Matsuda)

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