FOOD

年末年始にどこにも行けなかったあなたへ。渋谷で“紀伊半島”への小トリップ体験を

2016.1.8
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お正月ボケもさすがに言っていられなくなった今日この頃。皆さま、ギアはしっかりお仕事モードに切り替わっていますか?
一方で、この記事をお読みいただいている読者の中にも「バタバタしていて今年はどこにも出かけられなかった」「お正月ボケもなにも、仕事だったからそもそも休みなんてなかった」……なんて、旅行はおろか帰省すら適わなかった、という人が、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。まさしく、私もその一人。
そんな少々しょっぱい気持ちを引きずりながらも、真摯に仕事始めに向かおうとした私のところに突然、職場のお姉さまから素敵な情報が届いたのです。
「渋谷で“紀伊半島”の美味いもんが食べられるカフェが始まるよ! 1月31日までね!」
紀伊半島……かれこれ20数年生きておりますが、お恥ずかしながら、名物「○福」くらいしかご縁がなかった。伊勢神宮や熊野古道など、神秘なる大自然の土地、というイメージ。あまりの縁遠さに、キーボードで「紀伊半島」に関連する様々な検索ワードをたたき、妄想を繰り広げる私。行きたい。しかし、足がない。車なし、チャリ1台しか持たない私にとって、紀伊半島は遠い。遠すぎる……。しかし、気持ちはすでに、かの地に飛んでおりました(仕事しろ)。

気が付けば、渋谷に向かっていた。

翌日。私は渋谷におりました。教えてもらった場所は、渋谷ロフトの2階Shibuya City Lounge。ここで「ACTION to Local NARA MIE WAKAYAMAカフェ」というのが開かれているといいます。渋谷駅の道玄坂方面からならば、徒歩3分ほど。半島への妄想もといイメージを膨らませながら歩けば、あっという間に到着。

そしてついに降り立った、渋谷ど真ん中の紀伊半島空間

店内はこんな感じ。ディスプレイに使われている現地の風景写真のモデルに起用されているのは、実際に現地にお住まいの方々。しかも全員が、半島(奈良・三重・和歌山)に惚れ込んで他の地から移住してきたとのこと。正直に申し上げて、派手ではなく、「素朴」という言葉が似合う印象。でも柔らかく笑いあう彼らの表情から、現地の飾らない空気感と風がふわりと伝わってくるようです。聞けば、このディスプレイは移住者であるクリエイターたちが、コンセプトからデザインまで手掛けたとのこと。地方へ移り住むことを決めた若手が、こうして都会で新たな自分の拠点の地を背負ってプロモーション活動を行っている……ランチョンマットにつづられた物語や写真から、これからの「新しい住まい方」や「働き方」がここにあるよ、と言われた気がしました。仕事から逃避行中の身にはいたく沁みます。
目立たないよう観察したところで席に着いた私は、さっそく目当てのランチ限定「紀伊半島のごちそうプレート」とドリンク「紀州のうめぼし生姜 丸しぼりジンジャーエール」を注文。見られませんでしたが、ディナータイムにはまた違ったメニューがあるようです。

梅干し×ジンジャー=魔性の組み合わせ

ジンジャーエールに梅干し。飲むまで、こんなに相性がいいとは思いませんでした。考えてみれば生姜も梅も、どちらも日本古来からの食材。合わないはずがなかったのですが、ここまでとは……。梅干しが入ったグラスに自分で別容器のジンジャーエールを注ぐのですが、この梅干しがそのまま食べたいくらいに美味。ちょうどよく酸っぱくて、ちょうどよく甘い。そこにこれまたちょうどよい辛さで生姜が効いたジンジャーエールがハマります。梅干しは、自分の好みに合わせてつぶして飲むことができますが、個人的にはかなり荒くつぶして、よーく混ぜるのをオススメします(見た目が美しくなくなってしまったので、混ぜ混ぜした後の写真は自粛)。

来た! 贅沢すぎるランチ限定プレートの中身は……

そして、ついに待望のランチプレートが到着。「紀伊半島のごちそうプレート」との名前のとおり、まさに盛りだくさん! これ一皿で、3県の味覚がまるっと味わえてしまうのです。
和歌山県産高菜で酢飯をくるんだ名物「めはり寿司」に、塩のみで表面をパリッと仕上げた三重県 伊勢まだいの岩塩グリル。紀州の梅酢エキス入りの餌でのびのび育った地鶏「紀州うめ鶏」をフライにし、さらに酢漬けにしたエスカベッシュ。これでもかと名産が味わえる豪華さでボリュームもあるのですが、食べてみるとどれも素材を生かした味付けなので、重くなくさっぱりいただけます。そしてデザートとして奈良産いちご「あすかルビー」のマカロンがついているのも、食事は甘いものでシメたい甘党には嬉しい(これだけ何個も食べたいほど)。ヘビーな食事を避けたい男性や(食べごたえは十分!)、一皿でいろいろ試したいよくばりな女性に、特にオススメしたい。ランチタイムが11時~16時までと比較的長めなので、お昼を取り損ねたビジネスマンにもいいかも知れません。

まとめ。

こうして、私の紀伊半島へのつかの間の逃避行は終了しました。派手ではない。だけれど、なんども噛みしめて味わいたい良さがある地域。実際に訪れたわけではないけれど、それが「紀伊半島」なのだろうか、と渋谷をあとにしつつ、思ったのでした。今年中に、現地へ行こう、必ず。と新年らしく目標を掲げながら。
○ACTION to Local NARA MIE WAKAYAMA 紀伊半島に位置する3県【奈良、三重、和歌山】の リアルな空気をお届けする期間限定カフェ。 渋谷ロフト2階にあるShibuya City Loungeにて開催中。 1月5日(火)~1月31日(日)まで。毎日11:00-23:00営業。 メニューなど詳細はhttp://food.ei-publishing.co.jp/scl/をチェック。