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濃厚なコミュニケーションが生活の充足感につながる

2017.2.28
濃厚なコミュニケーションが生活の充足感につながる

ディスカバー・ジャパン最新号「積極的移住のススメ」に掲載中の、奈良・三重・和歌山との共同企画「紀伊半島で移住体験!」では、移住体験者として選ばれた3名のクリエイターが未来の自分像を探しに、各県への移住者たちのもとへと訪れました。ここでは誌面に盛り込めなかった、アナザーストーリーを随時更新。第二弾はそこに暮らす人々にフォーカスを当てながら紹介していきます。

 

ウェブメディア「灯台もと暮らし」の編集者として全国各地を巡る立花実咲さん。今回の移住体験先は、はじめて訪れる和歌山県の南端・那智勝浦町にある「農家民泊JUGEMU」です。移住への後ろ向きな先入観はないものの、自身がどう暮らし、どう生きるのかというビジョンが見えないという悩みをもつ立花さん。そんな彼女を迎えるのが、都会暮らしを経てこの地へ移住してきた壽海さん夫妻。「都会での暮らしは、ルーティンです。畑を耕し、家畜を育てる自給自足の生活は、同じようで毎日がまったく違う。そうした生活への充足感はとても高いです」と夫の真也さんは話します。

 

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大阪市内で生まれ、就職で長野へ。奥様の千鶴さんはタイでの生活経験もあり、さまざまな土地で生活を営んできました。そんな2人がこの地を選んだ理由が、美しい景色と人間関係。「暮らす人が少ない分、地域の役員会への参加は多くなります。これはあくまで一部ですが、互いに助け合い暮らしていくので、コミュニケーションは都会に比べてとても濃厚です」と真也さんが話せば、「けれど、そうした人間関係が刺激になったり、新しい発見にもつながる。お隣の三隅さんが天使みたいな人でね。ほんとに穏やかで喋っていて和むというか、そういうのも含めて移住しなければ実現できなかったことですね」と千鶴さんも続けます。

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さまざまな土地での暮らしを経たからこそ、そうした人間関係から生まれる楽しみに気づけます。「もちろん、濃密な関係だからこその難しさもありますね。けれど、それって受け取り方次第。マイナスに捉えればしんどくなるし、生活は続かないと思います。私はこうした人間関係が好きだし、なにより生活スタイルが好き。

 

そして毎日これ以上ないほど美しい景色を見ることができ、心も身体も健康になります」と千鶴さん。この色川地域では移住前に、先輩移住者との面談や交流会が設けられており、どういう人が暮らし、どういう仕事をしているのかを知ることができます。そうした移住者への配慮が行われていることに、各地を巡っている立花さんも驚く。

 

「移住を考えている人には、とても効果的なシステムだと思いますね。暮らしている人、暮らそうとしている人の双方がどういう人間かわかりますから。そうした制度や農家民泊などを利用して、本当に移住したい場所なのかどうかを確認することは大切ですよね」。

 

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今年も紀伊半島が東京にやってくる! 移住者と交流できるイベントを開催

昨年度実施した「Action to LOCAL NARA MIE WAKAYAMA」。渋谷の真ん中の高感度なブックカフェ・渋谷シティラウンジにて、3県の食材が味わえる特別メニューキャンペーンとトークショーを実施した。今年は、渋谷と丸の内を舞台に、紀伊半島の魅力を体感できるキャンペーンを実施!
詳細はこちらからhttp://discoverjapan-web.com/2016kiihanto/