FOOD

自然あふれる東京のオアシス・奥多摩で味わう、注目のクラフトビール

2017.3.10

新宿駅から、電車で約1時間30分。奥多摩駅に降り立つと、都内であることが信じられないほど、すがすがしい空気が身を包みます。

お目当ての「Beer Cafe VERTERE(ビアカフェ バテレ)」は、駅の目の前の路地を入ってすぐ、徒歩30秒ほどの場所にあります。

 

奥多摩駅すぐの柳小路を入り、右手側2軒目。小さな看板が目印です。

築70年の古民家をDIY。クラシカルな雰囲気も魅力

同店は、経営者の鈴木光さんと、ブルワーの辻野木景さんの28歳コンビが2015年にオープン。築70年の古民家を半年以上かけて手づくりで改築したという店舗は、外観からして非日常感あふれるロケーションです。

 

約90 坪の敷地内に醸造所を併設しており、庭には自転車ラックも。

 

高校時代から、会社設立を夢見ていたという二人。辻野さんがブルーパブでアルバイトをしたことをきっかけにビールにはまり、3年かけて醸造技術を習得したそう。

自家栽培ホップのビールにも挑戦中!

「麦芽やホップなどの原料と、水や空気といった自然のもの、つくり手のさじ加減でがらりと味が変わる。それがおもしろいんです」と辻野さん。醸造が行われるのは、店舗カウンター裏側にある4畳半ほどの小屋。水温や気温、煮沸時間、ホップを入れるタイミングに気を配り、丹精込めて仕込んでいます。

 

また、1年ほど前からはホップの栽培にも着手し、自家製ホップを使ったビールも製造。8月下旬には、イチゴ大ほどのサイズに成長するとか。

ビールはまだ限定販売ですが、安定して収穫できれば定番に格上げされる日も遠くありません。

 

ビールは、ゴールデン、ペールエール、ヴァイツェンなど定番5種のほか、期間限定のオリジナル2種、ゲストビール2~3種など、最大10種を提供しています。

フードメニューは、「自家製ビールのとり唐揚げ」や、「とりはむ 奥多摩産わさび醤油添え」など、ひと工夫加えた料理が揃い、ビールとのペアリングも楽しみのひとつ。

抜群のロケーションが、ビールの美味しさを倍増させる

晴れた日なら、テラスがおすすめ。大自然の中というロケーションもビールの旨さを引き立てます。

「はじめて奥多摩を訪れた時、缶ビールの旨さに感動して。自家製ビールをここで飲めたら最高だと思ったんです」と鈴木さん。ここは豊かな原生林に囲まれ、テラスの下には日原川がさらさらと流れているエリア。土地柄、登山やサイクリングの帰りに立ち寄る人も多いそうです。

汗をかいた後、川のせせらぎを耳に、よく冷えたクラフトビールをぐびり……とは至福のひと時に違いないでしょう。

 

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Beer Cafe VERTERE

住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川212

Tel:0428-85-8590

営業時間:季節によって異なるので、ホームページで確認

定休日:木曜

 

(text: Ayu Ito, photo: Koki Matsunaga)