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神社・仏閣参拝の基本は“左”にあり。改めて知りたい、手水の作法

2017.1.20
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神社・仏閣の参拝をする前に、自分自身を「清める」行為は必ず行うべきものです。神さまや仏さまの前に立つ前に、参拝時には手水舎(てみずや、ちょうずや)に立ち寄り、身体を清めるときに、左が先? 右が先? とあれこれ悩やんでは格好がつきません。手水の作法は、神社であっても、寺であっても、原則は同じです。神社と仏閣に共通する作法として、参拝前に手水の作法を改めて確認しておきましょう。

1:心静かに立つ

参拝の前に手や口を清めるための、手水舎に到着したら、まずは心を落ち着けてまっすぐ立ちましょう。なお、手水の作法は神社のものなので、お寺の場合は神社に準じて、同様に行えば問題ありません。

2:最初に水をくむのは右手で

手水の作法に移る前に軽くおじぎをします。これは、鳥居、門などをくぐるときなどにも必要な作法です。そして、まずは右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水をくみます。柄杓が水で満杯になる程度が水の量の目安です。

3:左手を清める。目安は3割

まずは左手を清めます。このときに使う水の量は、全体の3割が目安となります。基本的に神仏関連の作法は、左が上位にあるので、左からはじまることが多いです。

4:左手に持ち替え、次は右手を

清められた左手に柄杓を持ち替えて、今度は右手を清めます。同じく使用する水の量は3割程度を目安にするとよいでしょう。柄杓を持ち替えるときに、水をこぼさないように注意しましょう。

5:口を清めるために左手で水を受ける

手を清め終わったら、続いて口をすすぐため、再び清めた右手に柄杓を持ち替え、右手の柄杓から左手へ水を注ぎます。左手で水を受けるとき、柄杓に水を1割程度残すくらいまで水は使用してしまって大丈夫です。

6:口を清める

左手に受けた水を口に運び、口をすすぎます。手水の作法において、口に直接、柄杓を運ぶようなことはしてはいけません。過去にそのような行為をした覚えがあれば、注意してください。これで、手と口の清めは終わりです。

7:柄杓を清める

最後に柄杓に残った水で、使用した柄杓を清めます。柄杓を立て、柄に水を伝わせて、自分が持っていた柄の部分まで水を流します。このとき、衣服を濡らさないように、動作はゆっくりと行うのがよいでしょう。

8:柄杓を元に戻す

柄杓を清め終えたら、元の場所に戻します。次に使う人のことを考えて、丁寧に置くことを心がけてください。最期に手水舎から離れる際には最初と同じく、軽くおじぎをしてから立ち去ります。手水の作法は、“礼にはじまり礼に終わる”と覚えておきましょう。

 

(text: Discover Japan, illustration: matya, supervision: Takeshi Mitsuhashi, Naka Uryu)