TRADITIONS

奈良県・東吉野村が変えた移住の魅力

2016.10.6
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クリエイターとスーパー公務員がつくった移住の道しるべ

東吉野村があるのは奈良県東部、人口2500人ほどが住む山あいの村。山間部の決して便利といえない場所にあるにもかかわらず、昨年から移住希望者やテレワークを導入しようとする企業の研修場所として、すでに8000人以上が訪れています。彼らが目指しているのは、昨年3月に村内に建てられたシェアオフィス「オフィスキャンプ東吉野」でした。
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ほかの地域にもシェアオフィスが多くあるなかで、ここが注目されている理由は、行政やコンサルタント会社が主体となることが多い企画・運営をフリーランスのクリエイターが行っていること。発案者は、2006年に大阪から東吉野村へ移住をしたデザイナーの坂本大祐さん(写真左)。「僕らのように、仕事を持ち運べる人が集まり、交流できる場所があれば」という想いを後押ししたのが、奈良県の移住・交流推進室長の福野博昭さんでした。彼らは、働くため、交流するための場所がなければ「つくればいい」と示したのです。また、施設内にコーヒースタンドを設置することで仕事だけでなく、地域の内と外の人が交流できるスポットにもなっています。こうした先進的な事例が、いままでの移住の常識を変え、クリエイターをはじめとする移住者が増えています。奈良県東吉野村の動向にこれからも注目です。