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「おはぎ」の名前の由来、知っていますか?-新しいおはぎがつくる新しい和菓子の風景【和菓子がある風景 vol.2】

2015.8.25
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「おはぎ」が「おはぎ」と呼ばれるようになったわけ

祖先の霊の供養をするために、各家でつくったおはぎ(ぼたもち)を近隣の縁者に配って親睦を図る――。江戸時代から日本に伝わる風景である。

おはぎは、餡を使った餅菓子の一種。菓子の表面に小豆の皮が浮かぶ様子が、萩の花に似ていることから「御萩(おはぎ)」と呼ぶようになったと伝えられている。ちなみに、春の彼岸につくるそれは、「牡丹餅(ぼたもち)」。季節の花にちなんで呼び分けるのは、日本人ならではの繊細な季節感の表れだろう。

その名に感謝の気持ちを込めて―新しいおはぎ「はるごと」

和菓子屋「五穀屋」のつくる五穀おはぎ「はるごと」は、赤米や玄米、もち麦を使う。職人の絶妙な力加減でひと口サイズに包まれた3種のおはぎは、口の中ではらりとほどけ、噛みしめるほどに五穀のやさしい味わいが身体に、心に、染みていく。

せいろの木枠で蒸した五穀は、蒸しあがりと同時に湯に浸して蒸らす。この湯の中に塩麹をひとつまみ入れて、塩味と旨みを足すのが五穀屋ならではの工程だ。職人の知恵から生まれた、このひと手間をかけることで、ふっくらつやつやの「はるごと」が出来上がる。

「はるごと」――厳しい冬を乗り越えてようやくやってきた“春”をみんなで喜び祝うことを意味する。力を合わせて多くの困難を乗り越えた末に出逢える時を、寿ことほぎ感謝する気持ちを込めている。種をまき植物の成長を願う春から、収穫を祝う秋へ。春夏秋冬、めぐる季節が私たちの食を支えてくれる。そんな感謝の気持ちとともに、どうぞおあがりください。

「はるごと」
(五穀おはぎ)
もち麦、赤米、玄米の3種
価格:1個 194円

SHOP DATA
五穀屋(有限会社春華堂)
住所:静岡県浜松市浜北区
染地台6-7-11(nicoe内)
tel:053-587-7778
オンラインショップ:http://gokokuya.jp/